2009年 11月 16日
NY原油、続落 一時1カ月ぶり安値
【NQNニューヨーク=川内資子】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の12月物は前日比0.59ドル安の1バレル76.35ドルで取引を終えた。前日発表の週間の米在庫統計を受けて、需要低迷が続くとの見方が強まったことによる原油の売りが続いた。
11月の米消費者態度指数速報値(ミシガン大学調べ)が前月の確報値から低下し、市場予想を下回ったことも原油の売りを誘ったという。一時75.57ドルまで下落し、期近物として10月15日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。
ただ、外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落した場面では、ドル建てで取引される原油は割安感から買われる場面もあった。
ガソリンとヒーティングオイルも続落。(07:13)