2009年 11月 17日
自動車・電機14社、設備投資減額さらに 今期1890億円下振れ(2009/11/17 10:19)
自動車・電機大手の2010年3月期の設備投資額(連結ベース)が一段と減る。トヨタ自動車など自動車7社と、日立製作所など電機7社の現時点の設備投資計画の合計額は、期初計画に比べ1890億円下振れし、前期比31.3%減の3兆6313億円の見通し。政府の需要喚起策や各社のコスト削減効果で収益環境は最悪期を脱しつつあるが、業績の本格回復にはなお時間がかかるとみて投資抑制を続ける。
14社のうち期初計画を下方修正したのは7社。自動車ではトヨタ、日産自動車、ホンダ、富士重工業の4社で、修正額の合計は1080億円。電機では日立製作所、三菱電機、三洋電機の3社で、合計810億円の減額となる。14社のうち上積みした企業は無かった。