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返済猶予「検討」1割 道内企業、懸念の声目立つ (11/17 07:35)

返済猶予「検討」1割 道内企業、懸念の声目立つ (11/17 07:35)
 中小企業向け融資の返済を一定期間猶予することなどを盛り込んだ中小企業金融円滑化法案について、制度活用を「検討する」とする道内企業が1割にとどまっていることが、帝国データバンクの調査で明らかになった。「問題を先送りするだけ」(建設業)などの批判もあり、政策効果は限定的なものになりそうだ。

 調査によると、制度活用を「検討する」と答えた道内企業は10・7%(全国は11・1%)。「検討しない」は64・5%(同65・3%)だった。制度自体への賛否を問う質問にも道内企業のうち「反対」が30・3%となり、「賛成」29・5%を上回った。

 道内企業の個別回答を見ると、「一時的でも資金的救済になる」(建設業)、「金融機関には対応できる体力があるはず」(農林水産業)と歓迎する声がある半面、「一時しのぎにすぎない」(サービス業)、「余計に貸し渋りが多くなる」(鉄鋼業)、「退出すべき企業を延命させ、過当競争の温存につながる」(建材業)など懸念の声も目立った。

 調査は10月21日から30日まで実施。全国1万742社(道内は535社)から回答を得た。
by momotaro-sakura | 2009-11-20 11:17 | ブログ