2009年 12月 05日
英国防省“UFO班”を廃止 分析60年、脅威の証拠なし
同省は1950年以来、直通電話や電子メールなどで、市民らから目撃証言や写真などを募ってきたが「どの情報も英国に(UFOの)潜在的脅威があるとの証拠とはならなかった」として、1日にこれらの連絡手段を廃止。たった1人の専従担当者も異動となった。
英紙によると、これまでに計1万2千以上のUFO情報が寄せられた。昨年だけでも計135件の報告があった。
国防省報道官は、上空はレーダーなどが24時間監視しているため、UFO班廃止は問題ないとしているが、1990年代にUFO情報分析に当たった同班OB、ニック・ポープ氏は、情報は警官や飛行機の操縦士からも寄せられたなどと英紙に強調。「(上空を)テロ攻撃に開放するのか」と廃止決定に憤っている。
2009/12/05 08:45 【共同通信】