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東北大など、貴金属ナノ粒子、超音波使い製造費3分の1、環境負荷も低減

東北大など、貴金属ナノ粒子、超音波使い製造費3分の1、環境負荷も低減。(2009/12/22)
 東北大学の林大和助教は白金や金、銀などからできたナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの貴金属粒子を従来の3分の1以下の製造コストでできる技術を開発した。超音波を使うのが特徴で、実用化に向けて日立製作所、日立電線と共同研究を始めた。貴金属微粒子は化学反応を促進する触媒や燃料電池の電極材料などに用途がある。

 開発した作製技術は、市販の貴金属酸化物の粉末を使う。濃度が5~25%のエタノール溶液に入れて、外部から超音波をあてる。超音波によって粉末表面には直径がマイクロ(マイクロは100万分の1)メートルサイズ以下の微少な泡ができる。この泡によって、エタノールと酸化物が反応して貴金属の微粒子ができる仕組み。

 反応時間は金属の種類によって異なるが、5分から1時間程度。

by momotaro-sakura | 2009-12-25 11:08 | ブログ