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社員の約8割が「年収は200万円足りない」――NTT データ経営研究所調べ

社員の約8割が「年収は200万円足りない」――NTT データ経営研究所調べ


株式会社 NTT データ経営研究所は、NTT レゾナント株式会社が提供するアンケートサービス「goo リサーチ」の協力を得て、日本の企業で働く就業者(正社員)に対し「ビジネスパーソンの就業意識調査」を実施、2009年12月25日、調査結果を発表した。

有効回答者数は1,038人。調査期間は、2009年12月1日~3日の3日間。

まず、企業で働くビジネスパーソン(正社員)が現在の仕事にどの程度満足しているか尋ねたところ、「大いに満足している」は全体で1割弱(8.3%)にとどまったが、「どちらかといえば満足している」は過半数(53.4%)に達し、両者を合わせると約6割(61.7%)が現在の仕事に満足していることがわかった。

仕事に対する満足度がある程度はある一方で、職場の上司に対してはどの程度満足しているかを尋ねてみた。その結果、「大いに満足している」は全体で約1割(9.7%)存在し、「どちらかといえば満足している」は約半数(45.7%)にのぼった。これらを合わせると、過半数(55.4%)が職場の上司に満足していることがわかる。なお「大いに不満がある」の割合は、2割弱(15.8%)にとどまった。

現在の収入にどの程度満足しているか尋ねたところ、「大いに満足している」は全体で2.6%にしかすぎず、「どちらかといえば満足している」(33.8%)と合わせても4割弱(36.4%)程度であった。「大いに不満がある」(20.6%)と「どちらかといえば不満がある」(43.0%)を合わせると、収入に不満がある割合は6割強(63.6%)にも達した。

従業員規模別に比較をすると、満足している割合(「大いに満足している」と「どちらかといえば満足している」の合計)は、300人未満(29.2%)、300~1,000人未満(34.9%)、1,000~5,000人未満(38.0%)、5,000人以上(44.0%)と、規模が大きくなるほど高くなっている。大手企業における処遇が、中小企業に比較して安定していることが推測される。

この不況期において、年収があと最低どのくらいアップして欲しいかを尋ねてみた。全体で最も多かったのは「50~100万円未満」(32.1%)で、これに次いで「100~200万円未満」(29.7%)があがっており、両者を合わせて「50~200万円未満」の割合が6割強(61.8%)を占めた。

「50万円未満」、「50~100万円未満」、「100~200万円未満」を合計すると、8割近く(76.2%)のビジネスパーソンが、「年収の不足額は200万円未満」と感じていることになる。

年収が、あと最高どのくらいダウンするまで耐えられるかを尋ねてみた。「10万円未満」とする割合は過半数(54.6%)を占め、次いで「10~30万円未満」は約2割(20.9%)であった。ダウン幅が「50万円以上」まで耐えられるとする割合は、わずか1割程度(12.6%)にとどまった。

by momotaro-sakura | 2009-12-25 18:46 | ブログ