2010年 01月 16日
小沢幹事長に「どうぞ戦ってください」16日の鳩山首相2010年1月16日15時4分
鳩山由紀夫首相が16日午前、記者団に語った内容は以下の通り。
【小沢幹事長との会談】
小沢一郎・民主党幹事長とはどのような話をしたか。
「これは、小沢幹事長としては、自分は法令に反していることはないと。したがって、ちゃんとしっかり幹事長職をがんばってやり抜くという思いでありましたから、私もそのことを信頼しています。私はまず昨夜ですね、石川(知裕)議員、私どもの同僚議員が、このような形で逮捕という事態になったということを大変驚いておりますし、驚くと同時に、国民のみなさんにご心配をおかけして、またご迷惑をおかけしていることに対しては、心から遺憾の意を表明をしたいと思っています。ただやはりこれは今、捜査中の話であるということでありますから、私としては、捜査に関しては冷静に見守っていくしかないと、そのように思っています。今申し上げたように、小沢幹事長と今日お話をしました。小沢幹事長は身の潔白、自らを信じているということであります。従って、私もそのことを信じておるということであります。そのことに関して、党大会でしっかりと私も申し上げますし、小沢幹事長にも話をしていただく」
――信じているということは、幹事長続投ということでよろしいか。
「幹事長、辞めるつもりはない、と、そのように申してますから、私も小沢幹事長を信じています。どうぞ戦ってくださいとそう申し上げています」
――首相が、幹事長の業務を分担、休職という言葉を使われて、幹事長の続投を要請したという報道があるが。
「はい?休職?」
――休む職…
「そのようなことをなぜ、そんな話になるんですか。2人だけで話をしたことが。それは、あの事実ではありません」
――小沢幹事長は石川議員でなくて、小沢幹事長自身の潔白を口にされたということでよいか。
「少なくとも『私は、自分自身は全く法に触れているという思いはない』と、『捜査にも協力している』と、そう申していました」
――石川議員は議員辞職すべきだと考えるか。
「私はこれは捜査を見守るしかないと思います。どういう状況にあるのか」
――秘書の責任は議員の責任だというのが首相のお考えだと思うが、続投について国民は納得するか。
「まだこれから捜査の中身がね、あなた方も含めて、まだこれからの話ですから、事実というものがこれから明らかになってくる。その中で判断されることだと私は思います」
――菅(直人)さんとは今どのような話を。
「党内一致して結束していこうではないかと。こういう時だからこそ、まず国民の命が大事だと。菅、副総理大臣には、こういう時だからこそ、しっかりとね、その職にあたっていただいて、まずは補正予算、そして予算をあげて国民の命を守っていこうじゃないかと、国民の皆様方からいただいた付託に答える道だと、そう申し上げて…」
――小沢さんの続投については菅さんも一致していたということでいいか。
「そうです」