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ニュース:日立、東芝、エルピーダなどに活躍素地が浮上、パソコンの潜在的買い替え需要高まる

ニュース:日立、東芝、エルピーダなどに活躍素地が浮上、パソコンの潜在的買い替え需要高まる

2010/01/22
(18:09)
 パソコンの潜在的な買い替え需要は相当高まっている」と話すのは日本総合研究所調査部の藤山光雄研究員。「(これまでの出荷動向から)10年は05−06年に購入されたパソコンの買い替え時期に差し掛かり、08年以降のパソコンの平均使用年数の長期化や、故障による買い替えの増加、ウィンドウズ7に対する期待が今後のパソコン購入を後押しする」と分析する。
 藤山氏の試算によれば、「10年のパソコン出荷台数は1274万台(09年に比べ398万台増)となる見込み」で、「GDPを0.1%押し上げるインパクトがある」という。さらに、「パソコン部品となる半導体素子・集積回路や電子部品、販売経路となる商業などを中心に4486億円の生産波及効果が期待可能」とし、「10年の鉱工業生産指数を1.25%押し上げる見通し」とも指摘した。
 一方、パソコンの買い替え需要に関連して市場関係者は、「日立製作所<6501.T>や東芝<6502.T>はじめ、関連銘柄は多岐にわたる。値動きの良さでは、エルピーダメモリ<6665.T>が注目できそうだ」という。
 エルピーダメモリでは「パソコンが売れれば、メモリー需要が増え、弊社の業績に寄与してくる」(広報担当者)と話す。同社は28日に、10年3月期第3四半期(09年4−12月)の連結決算を発表する予定。
 22日の日立は7円高の316円と地合い悪のなか逆行高。東芝は10円安の520円、エルピーダは59円安の1710円だった。


[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:モーニングスター社
by momotaro-sakura | 2010-01-25 10:27