2010年 05月 19日
エレベーター,日立、世界一高い研究塔
日立製作所は15日、茨城県ひたちなか市でエレベーターの研究塔「G1タワー」を報道陣に公開した。高さは213・5メートルで韓国の現代エレベーターの研究塔を抜いて世界一。50階建てのビルとほぼ同じ大きさで、超高層ビルで使われる高速・大容量機の実証試験に活用する。
G1タワーは総工費約60億円をかけて4月に完成。分速1080メートルで動くエレベーターや一度に70人が乗れる機種の開発などに活用する。タワーの内部に8台分の試験設備があり、実際にエレベーターを動かして乗り心地や安全性を検証。従来は高さ90メートルの施設で試験をしていた。