グリーン・コンバーティング

グリーン・コンバーティング

生産現場からグローバルな地球環境まで、より広範な領域において真摯な環境配慮への取り組み、工夫が求められている。コンバーティング業界における環境負荷低減、省エネルギー、法規制対応、さらには、環境負荷を低減しながら資源の有効活用を図り、なおかつサステナビリティ実現に貢献する各種マテリアル/プロダクツ、機器・システム、技術等にスポットを当てる。
【keywords】
●環境機能素材・材料 ●非木材紙 ●生分解素材●代替素材(再生材、アルミ箔、バリア剤など) ●石化資源の節減 ●減容化技術 ●リサイクル技術 ●バイオマスの活用●VOC排出抑制 ●溶剤リサイクル ●廃熱利用 ●廃液処理●RoHS指令対応 ●二酸化炭素排出削減 ●省エネルギー、など

コンバーテック2008・2月号より




環境機能材料

ダイオキシン抑制システムTIC
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ダイオキシン対策の特効薬

 現代の社会は、大量消費、大量廃棄を前提として今日の姿を築き上げてきました。 近年、それに対する警告ともいえる猛毒物質ダイオキシンによる地球環境汚染がたいへん注目されています。
 ダイオキシンの発生は主に燃焼に起因します。国内では、廃棄物焼却施設や金属精錬施設等からの排出が大きいと考えられています。
 酸化鉄製造の老舗である戸田工業株式会社は、ダイオキシン削減のための対策が希求される中、酸化鉄が本来持っている酸化触媒機能に着目。長年培ってきた技術と合わせて、燃焼室に添加するだけで、ダイオキシンの発生を元から抑えることができる気流搬送式酸化鉄系燃焼触媒TICを新開発いたしました


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非木材紙
紙は私たちの文化を支える大切な資源であり、製紙原料である森林は地球環境の保全に役立つ大切な存在です。現代社会における紙の消費と生産を保っていくため、製紙原料として古紙の再利用のほかに非木材繊維が注目されています。ここでは、その新しい資源、非木材繊維について紹介します。



製紙原料を支える古紙・再生紙

オフィスや家庭からゴミとして出される使用済みの紙などを、種類ごとに分別回収した古紙から作られた紙。新しい木材パルプを作る3分の1のエネルギーでパルプを生産することができます。再生紙を作るには新しい木材パルプの投入が必要になるため、紙の種類によって古紙が含まれる比率が異なります。
・段ボール古紙 雑誌古紙 ⇒ 段ボール原紙約90%
・新聞古紙 ⇒ 新聞用紙約40%
・模造・色上古紙 ⇒ 印刷用紙・OA用紙約18%



新しい製紙原料・非木材紙

木材以外の植物や農産副産物を原料として作られた紙。非木材紙に使われる植物は、生長が早いため二酸化炭素の吸収固定に優れており、環境の保全に役立っています。非木材繊維は、現在では製紙原料の一部分を担っているのみですが、貴重な森林資源を守りながら紙の生産と消費の循環を助ける経済的な資源です。
▼シリアル繊維混抄紙
食品加工時に廃棄される穀物の皮や、使用済みのジーンズ(コットン)などを利用して作られた紙。廃棄物を有効活用するのでごみ問題改善にもつながります。




◆非木材の紹介

ケナフ
東南アジアや中国、アフリカ、米国南部などで栽培されている生長の早い植物。炭酸ガスを多量に吸収するので地球温暖化防止に役立っています。木材パルプの品質に近く、また将来大量に栽培することによりコストが安く、安定供給されることが期待されています。 わら
稲や麦などの茎を乾かしたもので、家畜飼料などに利用されます。非木材紙の中でも最も多く使われている製紙原料です。


木材パルプから作る洋紙に竹パルプを使用することで、美しい細やかな仕上がりの紙ができます。 バガス
バガスパルプは、さとうきびから砂糖を絞ったあとの残りカスから作られ、非木材パルプの中でもわらに次ぐ生産量があります。精糖工場からの副産物を利用するため集荷、運搬のコストが少なく済むという利点があります。

亜麻(あま)
中央アジア南部、アラビア原産の植物。中央部が空洞で繊維が多い茎の皮が利用されます。 楮(こうぞ)
和紙の原料として栽培されています。樹皮の繊維を漉(す)いて作られる楮紙(こうぞがみ)には、伝統的な杉原紙や美濃紙などがあります。

葦(あし)
水辺に自生する植物。
簾(すだれ)を作るのに用いられる茎の繊維を製紙に利用します。
by momotaro-sakura | 2010-05-24 13:34