みんなの党、高まる存在感 政策ごとの連携に含み2010年7月12日7時57分


みんなの党、高まる存在感 政策ごとの連携に含み
2010年7月12日7時57分


 みんなの党は初挑戦の参院選で、10議席を獲得した。同党は民主、自民の2大政党に飽き足らない無党派層を取り込み、政界再編のキャスチングボートを握る戦略で選挙戦に臨んだ。渡辺喜美代表は今回の躍進で、そのきっかけはつかんだようだ。

 同党は参院選マニフェストにあたる「アジェンダ」で、菅直人首相が言及した消費増税を取り上げて「増税の前にやるべきことがある」と指摘した。渡辺代表も街頭演説やテレビ出演のたびにこのフレーズを繰り返し、無党派層の取り込みに努めた。

 公示前、首相交代でV字回復を果たした民主党の支持率に反比例するかのように、世論調査でみんなの党の支持率はいったん下降。だが、首相の消費税発言をきっかけに同党は「増税反対」を鮮明にし、選挙戦を通じて勢いを取り戻した。

 積極的に進めた候補者擁立も奏功した。

 選挙区では東京、神奈川、千葉、愛知など大都市部だけでなく、山形、島根などの1人区にも候補者を立てた。選挙区と比例区を合わせて民主、自民、共産に次ぐ計44人を擁立し、比例票の掘り起こしにつなげた。

 渡辺代表は11日夜の記者会見で「民主党政権に疑問を感じられた方が多かったのだろう。小さな政府で民間主役、成長路線のみんなの党が改めて見直された結果だ」と語った。

 渡辺氏はまた「みんなの党はアジェンダの党であり、連立はしない」と民主党などとの連立政権入りは否定したが、「我々のアジェンダの範囲での連携はあり得る」とも強調。公務員制度改革や国会議員の定数削減など、政策テーマごとに民主党などと連携することには含みを残した。

 渡辺氏は「次の総選挙に向け公認候補を早めに擁立したい」とも述べたが、業界などの支援組織を持たない党として、党勢をどう拡大していくかの課題は残っている。
アサヒコム
by momotaro-sakura | 2010-07-12 08:34