和解金目当て特許訴訟防止、米専門会社が日本進出、電機・IT企業の被害増加

和解金目当て特許訴訟防止、米専門会社が日本進出、電機・IT企業の被害増加。(2010/9/21)
 特許権の侵害訴訟で企業から高額の和解金を引き出す「特許トロール(特許の怪物)」と呼ばれる動きへの対策を手掛ける米企業RPX(カリフォルニア州)が日本で新会社を設立し、月内に業務を始める。訴訟対象となりそうな特許を事前に購入して顧客が訴えられるリスクを減らすなどのサービスを提供する。日本でもソニーなど電機・IT(情報技術)関連企業の被害が増加しており需要が大きいと判断、日本進出を決めた。

 新会社はRPXアジア(東京・千代田)で、日立製作所の知的財産権部門出身の山崎寿郎氏を社長に迎えた。米RPXは「東京に拠点を置くことで顧客との情報交換を緊密にし、必要な特許を集めやすくなる」(ジョン・アムスター最高経営責任者)とみており、新規顧客も開拓、アジア全域で事業を拡大する方針。


 特許トロールは・・・ (新聞本文はまだ続きます)

(記事は本文の一部を掲載しています。)
[日本経済新聞 夕刊]

http://www.businesswire.com/news/home/20100901005769/ja/
日立の元幹部がRPXアジアを牽引へ
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 日立製作所の元幹部ヤマサキヒサオが特許リスクソリューションの大手プロバイダーであるRPXコーポレーションに仲間入りしました。ヤマサキはRPXアジア社長として、同地域で顧客関係と新規顧客の開拓を担当します。ヤマサキはサンフランシスコを本社とする当社の東京新オフィスを拠点とすることになります。

46歳のヤマサキはRPXに入社するまで日立に25年間勤め、日立では特許管理を専門とする幹部職をいくつか経験しています。直近では、IP事業開発・ライセンシング担当ゼネラルマネジャーとして、日立とその子会社の知的財産に関する事業の全側面に責任を持ち、ライセンシング戦略と運用、特許ポートフォリオ取引を含む業務を担当していました。

RPXアジアは丸の内ビル9F(〒100-6309 東京都千代田区丸の内2-4-1)に入居する予定です。

RPX最高経営責任者(CEO)のJohn Amsterは、次のように述べています。「ヤマサキさんの特許市場に関する知識と経験、強力なリーダーシップというクオリティーから、彼は当社のアジアにおける野心的計画を牽引するための完璧な候補となりました。彼の入社は重要な時期に当たります。それは私たちがアジアを拠点とする顧客12社にサービスを提供するための地域的プレゼンスを必要としている時期であり、私たちが世界的な顧客ネットワークを一貫して拡大している最中でもあります。」

ヤマサキは次のように述べています。「25年間勤務した日立を離れることは、非常に難しい決定でした。退社後、私はRPXに参加する機会を獲得でき、大いに喜びました。当社は世界の技術企業、特にアジアの技術企業にとって極めて重要な業務を行っていると私は考えていますが、アジアの技術企業は決してNPE訴訟に慣れているとはいえません。RPXは2年も経たないうちに、企業の純利益によい影響を及ぼし得ることを実証しました。私たちの地域でより多くの企業にそうしたメリットをもたらす事業に参画したいと思います。」

RPXは非事業会社による特許の異議申し立てや訴訟を減らすことを目的に、2008年に創設されました。こうした異議申し立てや訴訟によって世界中の技術企業には年間数十億ドルものコストが掛っています。

RPXは元手を運用する能力と当社顧客ネットワークから徴収するサブスクリプション料を組み合わせることで、潜在的に危険性のある特許を取得し、それらが攻撃的に利用される前に市場から排除します。顧客は企業規模に応じて、4万ドルから520万ドルの年間料金を支払い、RPXの特許ポートフォリオ全体に対する権利を自動的に取得します。RPXの顧客57社の約4分の1は、アジアに本社を置く企業です。

RPXは今日まで、2億4000万ドルの投資で1500近くの特許を取得していますが、特許権は主要市場6分野に及び、消費者向けの電子機器とPC、電子商取引とソフトウエア、メディアコンテンツと配信、モバイル通信と機器、ネットワーキング、半導体となっています。RPXはそのポートフォリオ中の特許ないし特許権を決して主張しないことを約束します。

RPXコーポレーションについて

RPXコーポレーションは特許リスクソリューションの大手プロバイダーで、防衛的買収、買収シンジケート、特許インテリジェンス、顧問のサービスを提供しています。RPXは2008年の創設以来、特許訴訟に対する合理的な代替策を提供することで、IP情勢を再定義しました。サンフランシスコを拠点とする当社の先駆的なアプローチは、元手と特許に関する深い専門知識、顧客の負担金を組み合わせることで、追随を許さない特許買収力を発揮しています。RPXは問題となる特許を買収することで、成長している当社顧客ネットワークに対して特許に関する意義申し立てが行われる可能性を効果的に排除します。

by momotaro-sakura | 2010-09-24 12:39