那覇地検「今後の日中関係を考慮」…船長釈放

那覇地検「今後の日中関係を考慮」…船長釈放
船長釈放の記者会見で、険しい表情を見せる那覇地検の鈴木次席検事=上和田至撮影 那覇地検は24日の記者会見で、中国人の●其雄(せんきゆう)船長(41)の釈放を決めた理由について、「船長がとった行動に計画性は認められず、我が国の国民への影響や今後の日中関係を考慮した」と説明した。(●は「擔」のつくりの部分)

 釈放の時期は未定。

(2010年9月24日15時33分 読売新聞)



2010年9月24日 17時16分
中国人船長、処分保留で釈放へ=「日中関係を考慮」―尖閣沖漁船衝突・那覇地検
中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、公務執行妨害容疑で逮捕した中国人船長について、那覇地検は24日、処分保留で釈放することを決めた。日中関係などを考慮した 【AFP=時事】


 沖縄県の尖閣諸島沖で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、石垣海上保安部が公務執行妨害容疑で逮捕した中国人船長※(※=簷の竹かんむりを取る)其雄容疑者(41)について、那覇地検は24日、国民への影響や日中関係などを考慮した上で、処分保留のまま釈放することを決めた。早い段階で釈放したいとしている。仙谷由人官房長官は「検察が総合的な判断の下に考えることもあり得ると思う」とした。

 事件に端を発した対立の影響が経済分野にも飛び火する中、緊張関係がこれ以上続けば不測の事態を招きかねないと判断したとみられる。対中関係に配慮した船長釈放は内外の批判を招きそうだ

 同地検の鈴木亨次席検事は記者会見し「わが国国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当ではない」と述べた。その上で「事件に計画性はなく、わが国での前科がないなどの事情が認められる」とした。

 法務省幹部は、法務大臣による指揮権発動については否定。那覇地検は福岡高検、最高検と協議の上、船長の釈放を決めたとしている。那覇地検は、漁船が故意に巡視船に衝突したとしており、船長の処分については今後決定する。 



中国高官「チャーター機で船長迎えに行く」
 【北京=佐伯聡士】尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件で逮捕、拘置されていた中国人船長の釈放が決まったことを受けて、中国外務省の姜瑜・副報道局長は24日、「中国政府はチャーター機を派遣し、日本側に違法に拘置されていた船長を迎えに行くことになる」との談話を発表した。


 その上で、談話は「中国人船長に対する日本側のいかなる形式による、いわゆる司法手続きも、すべて違法で無効だ」と改めて強調した。日本側の釈放決定に対しては論評していない。

(2010年9月24日16時41分 読売新聞

by momotaro-sakura | 2010-09-24 17:39