レアアース 中国依存 脱却図る

レアアース 中国依存 脱却図る
2010年10月2日東京新聞 朝刊

 前原誠司外相は一日午後の記者会見で、尖閣諸島沖の漁船衝突事件後に中国からレアアース(希土類)の対日輸出が停滞した問題を踏まえ、官民一体で資源の安定供給に向けた外交に取り組む考えを表明した。前原氏は、レアアースの国内需要の90%以上を中国に依存していることを挙げ、「一国に偏るのは資源安全保障上よくない。多面的な資源外交を行うことがリスクを減じることになる」と述べ、脱・中国依存を目指す考えを強調した。

 レアアースなど鉱物資源埋蔵国の情報を在外公館を使って収集し、輸入する民間企業を支援するほか、埋蔵国の生産インフラ整備に政府開発援助(ODA)を活用する考えを示した。近く関係閣僚会議を開き、資源外交の推進を確認する。

 漁船衝突事件で悪化した日中関係については「再発防止策についてお互いが知恵を出すことが必要だ」と指摘。その上で「そういうことを含め冷静な状況で話し合えるなら、いつでも対話をする用意がある」と述べた。

 中国河北省で準大手ゼネコン「フジタ」社員が拘束された事件については「まだ一人が『居住監視』に置かれている。円満かつ早期の解決を強く中国側に申し入れ続けたい」と強調した

by momotaro-sakura | 2010-10-02 08:40