<日経>◇日立とパナソニック、次世代送電網関連で提携

<日経>◇日立とパナソニック、次世代送電網関連で提携
 日立製作所とパナソニックは24日、スマートグリッド(次世代送電網)関連事業で提携すると発表した。日立が持つ送電網の制御技術と、パナソニックが得意とする住宅内の省エネ技術を融合。送電網と住宅の間で各種データをやりとりする通信手順などを両社で統一、業界標準化を目指す。中国など世界各地で進むエネルギー効率の高い都市開発プロジェクトなどに共同参画する考えだ。
 スマートグリッドはIT(情報技術)を使って、電力の流れを制御する効率的な送電網のこと。家庭やオフィスで使う電力をリアルタイムで把握し、きめ細かく制御することで、太陽光や風力など不安定な自然エネルギーの比率を高めることができる。
 日立は太陽光や風力などを含む送電網を、マンションや電気自動車の充電ステーションなど需要に応じてきめ細かく制御するシステムを持つ。
 住宅に近い分野では各家庭の電力使用量データなどの通信機能を持つ「スマートメーター」を大崎電気工業と共同開発しているが、住宅内の家電製品や照明などの消費電力を監視・制御するシステムは手薄だった。
 

パナソニックグループは住宅に届いた電気を各部屋や機器に分配する分電盤の大手。各部屋や家電製品ごとの電力消費や太陽光による発電状況などをテレビ画面で確認できるシステムや、人がいなくなった部屋の照明やエアコンを自動的に消すなどの省エネシステムを得意とする。住宅向けに太陽電池パネルと蓄電池を組み合わせたシステムの実用化も進めている
 
両社は電気を送る側である送電網と、電気を使う側であるマンションなど宅内の間で各種データをやりとりできる通信手法などを共同で開発する。送電網から住宅内まで一貫して制御できる省エネシステムを開発し各国政府などに売り込む。
 日立は中国政府が天津市で進める都市開発プロジェクト「天津エコシティ」への参画が決まっている。パナソニックと共同開発したシステムを同プロジェクトに提案することなどを検討している。
 今後、新興国を含め大規模な都市開発と同時にスマートグリッドの導入が進むケースが増えると見て、両社の技術を共同で提案していく考えだ。


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天津市(てんしんし)は、中華人民共和国に位置する直轄市。略称は津。

環渤海湾地域の経済的中心地であり、中国北方最大の対外開放港である。首都北京市とは高速道路、高速直通列車、北京・天津高速鉄道によって2 - 0.5時間以内で結ばれている。もとは海河の河港であったが、河口の塘沽に大規模な港湾やコンテナターミナル、工業地帯が形成されている。

2010年、天津は中華人民共和国国務院により、国家5大中心都市の一つに規定された。市区人口は506万人、都市圏人口は720万人。 




北京-天津高速鉄道 2年間で4000万人を輸送
 2008年の8月1日から運転を開始した北京-天津間の高速鉄道はこの2年間で4096万人を輸送しました。

 北京-天津間高速鉄道は総延長120キロ、列車の最高時速は350キロ、所要時間は30分で、中国初の都市間「コミューター」高速鉄道として毎日70本が発着し、旅客の1日の平均輸送量は6万人、平均乗車率は70%ということです。(ジョウ)

 「中国国際放送局 日本語部」 2010年8月2日

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姿を現す天津エコシティ、参入のラストチャンスが迫る開発スピードは予想以上、しかし日本企業の影は薄く
newsingclose2010/09/21 18:00神保重紀=日経BPクリーンテック研究所

 天津の中心部から時折渋滞する高速道路を西に車で40分ほど走ると、やがて右手に渤海湾や天津港が姿を現す。運河にかかる橋に差し掛かると、前方には両側に植栽を施した真新しい道路と平らな土地が広がる。そしてもやの中に、建設中のビルと何本ものクレーンがうっすらと見えてくる。「中新天津生態城」だ。


天津生態城の訪問客を迎える巨大な看板 2020年の完成時には、30平方キロメートルに35万人が暮らす予定のこのエコシティ(生態城)は、中国とシンガポールの両政府が共同で建設している。渤海湾に面した塩田の跡地を埋め立て、新しい巨大な土地を生み出した。

 温家宝首相とゴー・チョクトン上級相が出席し、着工式を開いたのは2008年9月。それから2年足らずだが、8月中旬に現地を訪れたときには計画地の造成はほぼ終わっていた。

地中熱を利用した中国製の冷房システム
 先行して開発している起歩区と呼ばれる初期開発区(4.1平方キロメートル)では、給水や下水、電力などのインフラ整備が済んでいる。きれいに舗装された道路や建設中の複数の建物が、本格的な街づくりが始まっていることを印象付ける。

 生態城の南端の入り口である彩虹大橋を渡るとすぐに、右手に「中新天津生態城」と「SINO-SINGAPORE TIANJIN ECO-CITY」の文字を掲げた立派な石造りの看板が目に飛び込んでくる。所々で工事をしているが片側2車線の中央大道を先に進むと、今度は左手に2階建ての「中新天津生態城サービスセンター」が現れる。ここが都市建設の「司令塔」である。


完成模型が置かれたサービスセンターのショールーム センターの正面入り口を入ると、そこは天津生態城のショールーム。真ん中に20畳ほどの大きさの生態城の完成模型が広がる。模型は運河に囲まれ、エコシティを名乗るだけに林や植栽があふれている。訪問客は説明員の話に熱心に耳を傾ける。

 模型の周りには天津生態城の成り立ちや計画、採用する技術を紹介するパネルが並ぶ。パネルの間には、8つの丸い空気の吹き出し口が縦に連なる機器が顔をのぞかせる。これは地中熱を利用した中国製の冷房システムだ。ショールームには太陽光が差し込み、照明も極力使用しない。エコシティの司令塔だけに、環境配慮に抜かりがない。

再生可能エネルギーの利用率を20%以上
 天津生態城は、汚水を100%回収・再処理し、再生可能エネルギーの利用率を20%以上にする。ゴミの回収・利用率も60%を目指す。鉄道を敷き、天然ガスを燃料とするバスのネットワークを構築し、徒歩や自転車で極力移動できるようにする。

 中国が1500億~2000億元の巨費を投じて明確な環境配慮目標を掲げる未来都市を建設するのは、都市化が巻き起こす様々な問題を解決するモデルケースにするためだ。急激な経済成長に伴い、農村部から都市へ毎年約1500万人が流入。都市化率は46%に達し、これからも毎年1ポイントずつ上昇するという。




日立、中国天津の次世代送電網構築に参画 開発拠点も設置へPosted on September 30, 2010
by smartgridj| Leave a comment
北京=多部田俊輔】日立製作所は29日、中国・天津市が進める環境配慮型都市「天津エコシティ」建設計画で、次世代送電網(スマートグリッド)の構築に参画すると発表した。天津エコシティは投資総額が3兆円を超える中国最大級のプロジェクト日立はエコシティ内に研究開発拠点を設けて受注活動も強化する。2009年で9900億円の中国売上高を12年に5割増の1兆5000億円以上に増やす

by momotaro-sakura | 2010-10-04 12:27