米国で揚水発電所向け42MWポンプ水車12台を受注

2010年10月7日  
日立ニュースリリース

米国で揚水発電所向け42MWポンプ水車12台を受注
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、日立の米国における発電機器の販売・エンジニアリング会社である日立パワーシステムズアメリカ社(社長&CEO:Henry Bartoli(ヘンリー バルトリ)/以下、HPSA)と共同で、米国のNew York Power Authority(ニューヨーク州電力公社/以下、NYPA)より、Lewiston(ルイストン)揚水発電所向け42MWポンプ水車12台の改修工事を受注しました。

米国は、世界最大の電力消費国であり、今後も堅調な電力需要の伸びが予想されています。また、水力発電は低炭素社会構築に貢献するクリーンな再生可能エネルギーとして注目を集めています。特に揚水発電は、夜間の余剰電力を利用して水を汲み上げ、昼間に水を流して発電することによって電力需要に対応するもので、エネルギーを有効に活用できるため、既設発電所の機器更新による効率や出力の向上に対する需要が底堅く推移する見通しです。

今回改修するポンプ水車は、1961年以降に設置された他社製の機器であり、日立はランナーなどの主要部品を新しく設計することにより、水を汲み上げる際の電力消費を抑えるとともに、水を流す際の発電量を増加させ、より効率の高いエネルギー利用を実現します。HPSAが北米における機器調達やプロジェクトマネジメントを行い、日立が模型試験、ポンプ水車ランナー他主要部品12台分の設計・製造を担当し、指導員も派遣します。2012年に1台目を納入し、2020年に全ての機器の納入が完了する予定です。

 日立は、1911年に初めて水車を製作・納入して以来、約100年にわたり水力事業を展開してきており、全世界で水車約1,500台を納入した実績があります。北米においても、1963年に米国内務省開拓局(USBR)のJudge F. Carr(ジャッジ エフ カー/旧Clear Creek(クリア クリーク))発電所向けに初めて水車を輸出して以来、多数の水力発電設備を納入しており、その技術と実績は高い評価を得ています。なお、NYPA向けとしては、1973年にBlenheim Gilboa(ブレンハイム ギルボア)揚水発電所向けに出力298MWの水力発電設備を4台納入し、さらに2006年から2010年にわたり、同設備のポンプ水車ランナー交換を含む改修工事を納入しています

日立は、今後も、グローバル市場の水力発電設備のプロジェクトに積極的に参画し、受注拡大に努めていきます。

by momotaro-sakura | 2010-10-07 09:58