東京と名古屋をほぼ直線で結ぶ「南アルプスルート」を支持

58%が直線南アルプスルートを支持
 リニア新幹線、意見公募

2010.9.29 16:44産経ニュース

 国土交通省は29日、リニア中央新幹線計画に関する住民や地元自治体などから公募した意見(パブリックコメント)793件の内容を発表した。最大の焦点であるルート選定では、3ルートのうち、東京と名古屋をほぼ直線で結ぶ「南アルプスルート」を支持する意見が58%の463件を占めた。

 パブリックコメントは、7月30日から8月28日まで募集。個人699人と124団体から意見が寄せられた。うち、ルートが3案に分かれている長野県内からが計556件と全体の7割を占めた。

 ルートは、南アルプスルートのほか、諏訪地方を通り伊那谷を経由する迂回ルートと、木曽谷を経由する大回りルートが検討されている。建設・運営主体のJR東海は、所要時間が最短で、建設費も最小の南アルプスルートを主張している。これに対し、長野県内の自治体には、地域振興の観点から伊那谷ルートを求める声が多い。

 パブコメでは、長野県内の意見でも、南アルプスルートを求める意見が81%の453件を占め、伊那谷ルートは37件にとどまった。



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リニア『直線』決着へ 国試算も優位
2010年10月14日 朝刊


 今月下旬に開かれるJR東海のリニア中央新幹線構想を審議する国土交通省の交通政策審議会中央新幹線小委員会で、東京-名古屋間のルート選定について、同社が希望する南アルプスを貫く直線ルート(Cルート)を優位とする試算が報告されることが十三日、分かった。

 JR東海は、三案あるルートの中でCルートが最も走行距離が短く、輸送需要量や建設費の面で「現実的」と主張し、独自の試算を示している。こうした費用対効果の優位性が、国交相の諮問機関である委員会の次回会合で追認されることとなり、焦点だったルートがCルートで決着する公算が大きくなった。

 ルート問題では長野県内で、Cルートと伊那谷を通るBルートとの間で意見が分かれていた。しかし、同県の村井仁前知事は六月の委員会で「中立公正な立場で十分に審議してほしい」と述べて特定ルートの要望を避け、選定を委員会に委ねる考えを示した。

 その後の委員会でも、委員や意見聴取を求めた有識者からは、南アルプスを貫く長大なトンネル工事の技術的課題も含めて、Cルートへの異論は出ていなかった。委員会では、年内にもルート選定など整備計画案の中間取りまとめをした上で、来年春にも最終的に答申する予定。

by momotaro-sakura | 2010-10-13 14:17