日立製作所(下)社会インフラ時間との戦い――ビジネスの現地化カギ

日立製作所(下)社会インフラ時間との戦い――ビジネスの現地化カギ(会社研究)(2010/10/16)
 「価格で負けたな」。先月下旬、ブラジル・サンパウロ市のモノレール建設事業の入札でカナダ・ボンバルディアに日立製作所は苦杯をなめた。官民一体の体制を敷き日立連合の受注が約1200億円になる見通しだった。それだけに社会・産業インフラシステムカンパニーの鈴木学社長は悔しさを隠せない。

 ■価格競争力で苦戦 鈴木氏は「競争相手は通貨安をてこにして価格競争力をつけている」と話す。車両製造から運行管理システムまで国内で最も幅広く鉄道事業を展開する日立。だが、新興国で国内の優位性が通用するとは限らない。

 「思ったよりも『攻め』の事業は苦戦している」。中西宏明社長は打ち明ける。日立は不振の元凶だったデジタル家電や半導体と距離を置き、電力・鉄道など社会インフラと情報・通信システムを合わせた社会イノベー・・・ (新聞本文はまだ続きます)

(記事は本文の一部を掲載しています。)
[日本経済新聞 朝刊]
by momotaro-sakura | 2010-10-19 09:27