景気「足踏み」に下方修正

景気「足踏み」に下方修正
月例報告 円高で輸出鈍る
 政府は19日発表した10月の月例経済報告で、持ち直しを続けてきた景気が「足踏み状態となっている」として、1年8か月ぶりに基調判断を下方修正した。海外経済の減速や急速な円高の影響を受け、景気を下支えしてきた輸出と企業の生産活動が鈍っていることから、景気の動きが一時的に停滞する「踊り場」の局面に入ったとの認識を示した。

 政府が「足踏み」との表現で、「踊り場」との認識を示すのは08年7月以来2年3か月ぶり。09年6月から続けてきた「持ち直し」との表現は削除した。

 海江田経済財政相は同日の記者会見で、「これまで外需や政策効果にけん引されて持ち直してきたが、アジア経済の減速などを反映して輸出や生産が弱含んでいる」と、下方修正の理由を説明した。

 報告では、約15年半ぶりに1ドル=80円台まで進んだ円高を受け、「為替レート・株価の変動などにより、景気がさらに下押しされるリスクが存在する」と指摘した。

 景気の先行きについては、「海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していく」との期待を示しながら、エコカー補助金制度の終了などの影響で「当面は弱めの動きも見込まれる」との懸念を示した
(2010年10月20日 読売新聞)
by momotaro-sakura | 2010-10-20 12:34