平和賞、劉氏不在の授賞式準備 女優が著作代読へ

平和賞、劉氏不在の授賞式準備 
女優が著作代読へ

 16日、オスロでインタビューに答えるノーベル委員会のルンデスタッド事務局長(共同)
 【オスロ共同】ノーベル平和賞の選考に当たるノルウェー・ノーベル委員会のルンデスタッド事務局長は16日、中国の民主活動家、劉暁波氏への同賞授賞式は「本人や妻、家族ら賞の受取人がいない可能性が高い」と述べ、ノルウェーの有名女優に同氏の著作を朗読してもらうなど本人・関係者不在の式を準備していることを明らかにした。

 ノーベル研究所(オスロ)所長でもあるルンデスタッド氏は、本人も親族も出席しなかった授賞式は1935年、ナチス・ドイツ時代に獄中にいた反戦ジャーナリスト、カール・フォン・オシエツキーの受賞以来の「かなり尋常ではない」事態だと強調。出席が可能な中国の在外活動家は派閥争いで「割れている」ため、代理出席容認に否定的な考えを示した。同研究所で共同通信に語った。

 来月10日の式では、東京生まれでアカデミー賞主演女優賞ノミネートやカンヌ映画祭審査委員長の経験もある女優リブ・ウルマンさんが劉氏の著作を英語で朗読、中国語で同時通訳する計画

2010/11/17 11:16 【共同通信】
e0009760_1361046.jpg


エンジニアの父親の仕事の都合で東京で生まれ、カナダ、ニューヨーク、オスロなどで育った。ロンドンで演技を学び、ノルウェーで舞台に立ち、1957年にノルウェーで映画デビュー。共演する俳優には真の実力が必要で、海外、特にハリウッドで撮った作品の多くは不発に終わった。失敗作が続いた後はハリウッドでの再挑戦を辞退している。これまでの所、スウェーデンの監督イングマール・ベルイマンの作品で最高の演技を見せている。1992年から監督としてのキャリアを築こうとしている。

北欧からの移民農家の妻を演じた1972年の「移民」(或いは「移民者たち」)でゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。幻覚に襲われる精神科医を演じた1975年「鏡の中の女」で2度目のアカデミー賞ノミネート。7年間も母に会えず怒りを爆発させる娘を演じた1978年「秋のソナタ」(ベルイマン監督)では実力派のイングリッド・バーグマン(本作が最終作品)を圧倒する演技を見せた。

早くからイングマール・ベルイマンに出会い、公私共にパートナーとなる。二人は10本の映画を製作した。二人の間には娘が一人いたが結婚はせず、ウルマンは1985年に結婚した二人目の夫と共にニューヨークに住んでいる。2000年には『不実の愛、かくも燃え』を監督している。この作品の脚本はベルイマンである。
by momotaro-sakura | 2010-11-19 13:00