樹木葬(じゅもくそう)

樹木葬(じゅもくそう)は、墓石ではなく墓碑として樹木を指定した葬儀の仕方。

概要
樹木葬は、「墓地、埋葬等に関する法律」で墓地として許可を得た場所に、遺骨を埋め樹木を墓標として埋葬する方法である。 墓園全体を樹木葬専用とする霊園と、一般墓地の一画を樹木葬墓地としている霊園がある。

散骨との違い
樹木葬は墓地として許可を得た場所に「埋める」のに対して、散骨は埋葬地と認知されていない場所に「撒く」という点で大きな相違がある。散骨は過去には遺骨遺棄罪(刑法190条)で違法とされていたが、この法律には「撒く」ことを禁止した条文はないため、散骨は、自主規制という形で行われている。散骨する場合、遺骨は粉末化しなければいけない。

解説
ペットなどの動物葬によく見られるが、航空機事故などで遺体が散乱した場合にもこの方法が取られる[要出典]。旧来は墓石を用意できない者が墓碑を立てる代わりとして木を植えるというのが多かった[要出典]。基本的に樹齢数百年から数千年の樹が樹木葬に使われていた[要出典]。

1999年、日本でも岩手県一関市に樹木葬墓地が登場。これは墓地をコンクリートのような人工物で作らないことで、墓地である山の環境を守れるという発想から生まれた[要出典]。

墓碑として用いられる樹木は、大きくならない低木が一般的で、ハナミズキ、サルスベリ、ウメモドキ、エゾアジサイ、ムシカリ、ツリバナ、モミジ等があげられるが、植樹する地域で生育できること、生態系に悪影響しないことなどが配慮される。

特徴
散骨のようにどこへでも好きなところへ撒くというわけではなく、墓地として許可された場所へしか遺骨を埋葬できないというデメリットがある反面、樹木葬墓地として指定された里山を育てる効果があるとされる。なお、樹木葬は墓地埋葬法に沿っているため、散骨のように遺骨を細かく砕く必要は無い。その為、通常の墓地と同じく埋火葬許可証が必要である。

現在埋葬されている墓地から樹木葬に祭祀を変更する場合には市区町村長の改葬許可が必要となる。これを怠ると刑罰の対象となりうる。

イギリスでも近年、遺骨を埋葬し樹木を植えることは緑化など環境的に優れた効果があるとして樹木葬が話題になっている[要出典]。

日本で樹木葬を行っている寺・組織 [編集]
知勝院<旧・祥雲寺別院>(岩手・一関市) - 日本初の樹木葬墓地
天徳寺(千葉・いすみ市)- 関東初の樹木葬墓地
宝宗寺(山口・萩市) - 西日本初の樹木葬墓地
龍散寺(神奈川・伊勢原市)- 神奈川県初の樹木墓地
千の風みらい園(東京都・大島町) - 東京都初の樹木葬専用墓他
正福寺(鳥取・大山町)
真光寺(千葉・袖ケ浦市)
北斗霊園(北海道・釧路市)
高平寺(栃木県岩舟町)
高照寺(千葉・南房総市)
慈徳寺(福島・福島市)
出雲大社常陸教会(茨城・笠間市)- 神社では初。
香林寺(東京・八王子市)
等妙寺(愛媛・北宇和郡鬼北町) - 四国初の樹木葬墓地
瑞岩寺 (群馬・太田市)-群馬県初の樹木葬墓地
(週刊現代 2010/04/10号に掲載)



(11月25日)NHKおはよう日本で、樹木葬のことが放送された。私はまだ墓地を求めていない。いづれは、死んで処分して貰わなくてはいけないのだが、先祖代々から守られているお寺・墓の現代感覚が薄れて来ている。墓地の購入、維持、管理などは年々高くなっているという。

そこで、放送にあったが、東京都では、都の管理する霊園が満杯になったことで、樹木葬が人気が出てきているという。

樹木葬」とは、自然を志向して墓所に外柵や墓石を設けず、遺骨を土中に埋めて樹木を墓標とする葬法のこと。日本においての樹木葬の語は、1999年に岩手県一関市の祥雲寺が、この呼び名の墓地を開設したことから広まったという。

同じ自然志向の葬法でも、「散骨」が「墓」をつくらず、墓地以外に埋めてはいけないと規定する「墓地、埋葬等に関する法律」の範疇外で行っているのに対して、樹木葬は墓埋法上、墓地として許可を受けた区域に樹木葬という形式の墓をつくっている。

亡くなった後は自然に還りたいという要望は、本来人間が元々持っているものである。大自然に抱かれ、緑に囲まれた環境で自然に還ることができる。

少子化進んで、先祖の供養の形で“墓守り”なんて言葉は死後?になりつつある。テレビを見て、これからの墓事情を考えると。他にもいろいろあるようだが、自分の死後のことを考えておかないといけない。

ただ言えることは、自分が生きていられることは、「何代も続いている先祖がいたお陰である」という、感謝気持ちは忘れてはなるまい。

NHKの放送内容・・・遺骨を樹木の周りに埋葬する「樹木葬墓地」と呼ばれる墓が各地で増える中、自治体でも横浜市に続いて東京都が来年度、多摩地区に整備することになりました
「樹木葬墓地」は自治体が墓地として許可した場所で遺骨を樹木の周りや芝生の下に共同で埋葬する形態の墓地です。
東京都は都心に移り住む人が増え続ける中、現在8か所ある都立霊園がほぼ一杯になっているため、共同で使用できる「樹木葬墓地」を初めて整備することを決めました。
来年度予算に8400万円を計上して多摩地区の小平霊園に整備を進める方針です。
樹木葬墓地は墓地の区画を購入するより費用がかからないこともあって、墓地の実情に詳しいNPO法人を主催する東洋大学の井上治代教授によりますと国内では現在、20か所余りに増え、自治体が整備するケースは横浜市に次いで東京都が2例目だということです。井上教授は「親と暮らさずにほかの地域に移り住む人が増えたり墓にお金をかけられない人が増えたりして先祖代々引き継いでいくこれまでの墓の形態が機能しなくなっている。樹木葬墓地は多様化する社会の中での新たな選択肢として今後も増えていくのではないか」と話しています。
by momotaro-sakura | 2010-11-26 13:33 | ブログ