2011年 01月 12日
データセンター安く開設、日立、工期8割短縮、「コンテナ型」米国勢に対抗
富士通も「小型」実用化
日立製作所などIT(情報技術)大手がコストを抑えたデータセンターを相次ぎ投入する。日立はコンテナにサーバーなどを収容。工事期間を従来より8割以上短縮し、費用を25%抑制する。富士通も工期を半減できる小型のタイプを実用化する。米国などに比べ高いコストを引き下げ、クラウドコンピューティングの普及で拡大する需要を取り込む。
日立が投入するのは米国で普及している「コンテナ型」と呼ぶタイプで、子会社の日立情報システムズが開発した。強度や安全性、耐震性を高め、日本の厳しい建築基準を満たすコンテナを独自に設計。内部に最大80台のサーバーを収容する。
トレーラーで手軽に運べるため、増設や撤去が容易なのが特長で、2カ月で構築できる。日立情報は神奈川県内で自社のクラウドサービ・・・ (新聞本文はまだ続きます)
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[日本経済新聞 朝刊]