2011年 01月 18日
日立・宇部興が連携、リチウムイオン電池、素材でも合従連衡――開発スピード加速。(2011/1/15)
EV向け需要 急拡大にらみ
電気自動車(EV)向けなどで需要の急拡大が見込まれるリチウムイオン電池を巡り、素材業界でも合従連衡の動きが広がり始めた。宇部興産と、日立製作所の完全子会社の日立マクセルは14日、リチウムイオン電池材料の開発製造と販売を手掛ける共同出資会社を2月に設立すると発表した。提携により開発スピードを上げ、激しい競争での勝ち残りを目指す。
新会社の名称は「宇部マクセル」で、資本金は1億5千万円。宇部興産が51%、日立マクセルが49%を出資。正極と負極を絶縁し、リチウムイオン電池が異常発熱しても安全性を保つ部材であるセパレーターを手掛ける。現在10%程度のシェアを持つ宇部興産のセパレーターを日立マクセル独自の塗布技術を活用して加工。より安全性を高めた新素材を開発する。・・・ (新聞本文はまだ続きます)
(記事は本文の一部を掲載しています。)
[日本経済新聞 朝刊]