養浩館庭園の沿革

養浩館庭園の沿革
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 養浩館庭園は、江戸時代には「御泉水屋敷」と呼ばれた旧福井藩主松平家の別邸です。現在の規模の建物と庭園が完成を見たのは元禄・宝永の頃(18世紀初頭)で、7代藩主吉品の大改修によるものとされています。この屋敷は藩主の別邸として年中行事などが行われたほか、藩主の側室や子女の住居となったり、藩の迎賓館などに用いられたりしました。
 近代以降も養浩館庭園は、書院建築と回遊式林泉庭園によって江戸中期を代表する名園の一つとして広く知られ、学術的にも高い評価を受けていましたが、残念ながら昭和20年7月19日の福井空襲で建物が焼失し、庭園もその後の復興計画で一部が県有地や市道になるなど縮小してしまいました。
 しかしその後、昭和57年に庭園が国の名勝に指定されると、福井市による建物と庭園の復原事業がはじまり、文政6年(1823)の『御泉水指図』に基づく学術的な調査と検討により工事は行われ、平成5年には見事に往時の姿がよみがえりました。
 平成16年、隣接地に郷土歴史博物館が移転開館するのに伴う周辺整備が完成し、福井の文化・観光の中心地「福井歴史の庭 散策ゾーン」として新たな一歩を踏み出しました。


日本庭園ランキングでは、1位の足立美術館、2位の桂離宮はランキング開始以来不動の地位ですので、養浩館は3位であっても最高位に近い評価を得ていると考えてよいでしょう。
 世界が認めた庭園を、ぜひ皆様ご自身の眼でお確かめ下さいますよう、ご来園をお待ちしております。
【JOJGランキング2010上位5位】
1位 足立美術館(島根県、私立美術館)
2位 桂離宮(京都府、宮内庁管理)
3位 養浩館庭園(福井県、福井市管理)
4位 栗林公園(香川県、香川県管理)
5位 無鄰菴(京都府、京都市管理)
by momotaro-sakura | 2011-01-27 13:20 | ブログ