ディベート大会や大学教員が科学指導

ディベート大会や大学教員が科学指導
 県教育庁は23日、科学技術や国際分野で将来活躍できる人材を育成するため、理科と英語の実践力向上を目指す新年度事業を発表した。高校生を対象にした英語ディベート県大会の開催や、茨城大教員らによる小学生の科学指導を実施するほか、学力、体力の全国テストでいずれも上位を維持している福井県との教員交流を新たにスタートさせ、指導力アップにも取り組む。

 科学力の向上では、小学校高学年の授業を対象に一部で理科担任制を導入したり、茨城大の教員や大学院生が夏休みに大学キャンパスなどで実験を披露したりするなど、児童や保護者に自由研究を指導する。

 英語力アップに向けては、高校の英語授業で討論形式を取り入れる。日立一、水戸一、水戸二、竹園などの進学校を中心に20校を「ディベート・チャレンジ校」に指定し、英語で論理的に考える高度なコミュニケーション能力を養う。これまで未参加だった全国大会への出場をかけてディベート県大会も開催する。小学校では休み時間や清掃時間に英語の歌を流し、自然と英語に親しめる環境を作る。

 また、小中学校の教員各1人を1年間、福井県に派遣。良質な宿題や家庭学習が充実している同県の取り組みを現場で体感し、今後の教育指導に生かしてもらう。2012年度からは、同県の教員を受け入れる相互交流も検討している。
(2011年2月24日 読売新聞)



学力、体力トップ級、秘けつ学べ 茨城から2教員現場受け入れ

(2011年2月17日午前8時03分)
. 県教委は新年度、学力・体力ともに全国トップクラスの本県教育を学びたいとする茨城県教委の要望を受け、中堅教員2人の研修派遣を受け入れる。2人は福井県内の小中学校に1人ずつ配属され、現場の教員として勤務しながら本県教育の特色を1年間学ぶ。県教委によると、小中学校で県外の教員を年間を通じて受け入れるのは初めて。

 本県は本年度の全国学力テストで、対象の小学6年が2位、中学3年は1位の成績を収め、4年連続で全国上位を保っている。全国体力テストでも本年度は対象となる小学5年男女、中学2年男女すべてで体力合計点が1位だった。近年は“文武両道”の教育県として全国の教員、行政職員らの視察が相次ぎ、昨年度は約80件、本年度は既に100件を超えている

 昨年末、茨城県教委から「現場の実践から学ぶ効果は大きい。福井県の指導を肌で感じたい」と、本県教委に人事交流の申し入れがあり、受け入れを決めた。本県からの派遣はない。

 茨城県教委によると、派遣されるのは2校以上の勤務経験がある40歳以下の教員2人。副担任という立場で本県の教員と同じように授業や部活動の指導を行う。

 茨城県は本年度の全国体力テストで対象学年すべてが5位以内の好成績だったが、全国学力テストは小中とも20位台にとどまった。同県義務教育課は「全国的に知られる福井の教育を学ぶことで教員の視野拡大と資質向上を図りたい」としている。

 両県は福井市と結城市が友好都市、敦賀市と水戸市が姉妹都市提携しているなど、自治体間で交流や歴史的な結びつきが強い。本県教委は「子どもたちにとって茨城県の歴史や文化に触れる貴重な機会。教員にも、代表して派遣される優秀な教員との切磋琢磨(せっさたくま)が期待できる」と歓迎している。

 17日は同県教委の幹部が福井県庁を訪れ、受け入れに関する協定を結ぶ。


福井新聞


学力トップの秘訣伝授 茨城県の教諭受け入れ
2011年2月18日

教員派遣受け入れの協定書を交わし、握手する茨城県の宮本県教育次長(右)と福井県の広部県教育長=県庁で


 全国学力テストで毎年トップ級を誇る県教委は4月から1年間、小学校と中学校に1人ずつ茨城県の教諭を受け入れる。茨城県教委の宮本義巳教育次長が17日に県庁を訪れ、広部正紘教育長と人事交流の協定書を交わした。

 本年度の全国学力テストで、茨城県の成績は各教科とも10~30位台。実績のある福井で教育の秘訣(ひけつ)を学び、指導方法の改善に役立てるのが狙い。福井県教委は年間100件近い視察団を迎えるが、学校に他県の教諭を受け入れるのは初めて。

 派遣されるのは40歳以下の中堅教諭。担任は持たず、各校で他の教員と同様に勤務するほか、県教育研究所などと連携して指導法を研究する。

 福井県庁を訪れた宮本教育次長は「児童生徒の学力アップには、教員の資質向上が不可欠」と、派遣の目的を説明。広部教育長は茨城県にいた結城秀康が初代福井藩主となった縁に触れ「他県の先生と児童生徒が出会うのはいい刺激になる。福井県にとってもプラスにしたい」と歓迎した。

 (原田晃成)


中日新聞
by momotaro-sakura | 2011-02-24 15:45 | ブログ