2011年 05月 27日
国交相、JR東海にリニア建設を指示 2014年度着工へ
2011.5.27 14:29産経ニュース
試験走行するリニアモーターカー=2010年5月(植村光貴撮影)
大畠章宏国土交通相は27日、JR東海に対し、リニア中央新幹線の建設を指示した。26日に南アルプスを貫通する直線ルートで東京と大阪を結ぶなどとする整備計画を決定しており、国交相の指示を受け、JR東海は本格作業に入る。
整備計画によると、最高設計速度は時速505キロで、甲府市や名古屋市、奈良市付近を経由する。建設費は9兆300億円。2014年度に着工し、27年に東京-名古屋、45年の全線開業を目指す。
JR東海は、同社が原則地元負担としている中間駅の建設費用の在り方や、駅のおおよその位置を沿線自治体と協議した後、12月をめどに環境影響評価(アセスメント)を始めたい考え。