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福島第一原発から62キロ離れた福島市など11カ所で放射性ストロンチウムが検出されました。

福島第一原発から62キロ離れた福島市など11カ所で放射性ストロンチウムが検出されました

 文部科学省などによりますと、放射性ストロンチウムが検出されたのは福島県内の11カ所の土壌です。原発から62キロ離れた福島市では、半減期が29年と長いストロンチウム90が土1キロあたり77ベクレル検出されました。20キロ圏より離れた場所で確認されたのは初めてです。最も多かったのは原発から24キロ離れた浪江町で、半減期が50日ほどのストロンチウム89が1500ベクレルとなっています。ストロンチウムは体内に取り込まれると骨に蓄積し、がんなどの深刻な障害を引き起こす恐れがあります。原子力安全委員会は「今回の事故の影響で放出された。微量なので直ちに健康に影響はない」としています。
 こうしたなか、細野総理補佐官が、アメリカやフランスなどに原発事故での日本の取り組みを説明するため、9日午前に成田空港を出発しました。
 細野総理補佐官:「アメリカ、イギリス、フランスは非常に大事な鍵を握る国なので、しっかり我が国の立場を説明していきたいと思います」
 ワシントンでは、NRC=原子力規制委員会などで、IAEA=国際原子力機関に提出した報告書の内容を説明し、今後も事故対応での協力を求めることにしています。また、原発事故の対応で支援を受けるフランスでも関係者と意見交換する予定です。
テレ朝ニュース

<福島第1原発>11カ所からストロンチウム 20キロ圏外
2011年6月9日 11時38分 (2011年6月9日 11時49分 更新)  文部科学省は8日、東京電力福島第1原発の20キロ圏外の11カ所の土壌から放射性ストロンチウム89と90を新たに検出したと発表した。ストロンチウムは骨のがんや白血病の原因になる恐れがあるとされるが、同省は「検出量は微量で、健康への影響はない」としている。

 土壌は3月下旬〜5月上旬に採取され、土壌1キロ当たりの検出値は、29キロ西北西の浪江町が最も高く「89」が1500ベクレル、「90」が250ベクレル。次いで36キロ北西の飯舘村で「89」が1100ベクレル、「90」が120ベクレル。最も遠かったのは62キロ北西の福島市で「89」が54ベクレル、「90」が7.7ベクレルだった。

 これまでの同省の調査で、ストロンチウムは30キロ圏外の3カ所、20キロ圏内の4カ所の土壌から検出されている。【木村健二】
毎日JP
by momotaro-sakura | 2011-06-09 12:00