トヨタ 3年ぶり減益

トヨタ 3年ぶり減益
2011年6月11日 東京新聞朝刊

 トヨタ自動車は十日、東日本大震災の影響で公表を見送っていた二〇一二年三月期の連結業績予想(米国会計基準)を発表した。大震災に伴う減産分を下半期(一一年十月~一二年三月)の増産で補うが、純利益は前期比31・4%減の二千八百億円と三年ぶりの減益を見込む。連結黒字を確保するが、円高も相まって厳しい経営環境が続く見通しだ。

 連結販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)は、震災による影響で五十万台程度の販売減を予想するが、下半期の巻き返しで前期より六万八千台減の七百二十四万台と、ほぼ前年度並みの水準に設定した。このペースでも、一一年の暦年ベースで、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に四年ぶりに世界販売首位の座を譲る公算は大きくなった。

 売上高は前期比2・1%減の十八兆六千億円。本業のもうけを示す営業損益は、上半期は千二百億円の赤字となる。通期では黒字に転じるものの、震災による減益分が三千六百億円に上るとして、同35・9%減の三千億円を見込む。トヨタ単体の営業損益では四千億円の赤字を予想し、前期から八百九億円の改善にとどまる見通し。

想定為替レートは一ドル=八二円と、前期より四円円高に設定。円高による減益は一千億円としている。

by momotaro-sakura | 2011-06-12 15:55