原発所管の経産政務官 中山義活氏側へ850万円献金 電力2労組団体、落選中に

原発所管の経産政務官 中山義活氏側へ850万円献金 電力2労組団体、落選中に
産経新聞 6月27日(月)7時56分配信



 原発行政を所管する経済産業省の中山義活政務官(66)=民主、衆院東京2区=側が、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)の政治団体から、平成17~21年の5年間に計800万円の献金を受けていたことが26日、分かった。また、東京電力労組の政治団体からも、17~19年の3年間に計50万円の献金を受けていたことが判明した。

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 関係者によると、中山氏は電力労組の組織内候補ではないが、電力業界に明るい人物として知られ、献金のあった17~21年は落選で議席を失った時期と重なるという。

 原発事故対応で後手に回る現政権だが、電力労組とつながりの深い議員が政務官ポストに起用されており、公正な事故検証や政策の見直しができるのか疑問の声も上がりそうだ。

 中山氏側に献金していたのは、電力総連の組合員やOBらが6年10月に設立した政治団体「サクセス三田会」(東京都港区)。

 政治資金収支報告書によると、中山氏の資金管理団体「中山義活新東京生活会議」に17~19年の3年間で計400万円、中山氏が代表を務める政党支部「民主党東京都第2区総支部」に19~21年の3年間で計400万円をそれぞれ献金していた。

 また、東電労組の政治団体「東京電力労働組合政治連盟」も17~19年に計50万円を同支部に献金した。

 一方、サクセス三田会は12~21年の10年間に、電力総連の別の政治団体「電力総連政治活動委員会」から計7700万円の資金提供を受けていたことが判明。同委員会には傘下組織である東電労組政治連盟から同じ期間に計約1億8千万円の資金提供があり、組合員らから集めた会費を原資として、組織的に政治献金する構図が浮かび上がった。

 中山氏側への献金について、サクセス三田会は「原発推進を働き掛ける意図はなく、友好議員の一人として支援してきた」と説明。東電労組も「電力業界に精通されている方であり、お付き合い程度の関係だった」としている。

 中山氏は東京都議などを経て11年の衆院選で初当選し、現在4期目。

 中山氏の事務所は、産経新聞の取材に「17年の落選後にご支援いただけるとのことで献金を受けたが、21年の当選以降は辞退している。返還の予定もない」と文書で回答した。

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 ■東電労組は不記載

 東電労組政治連盟が経産省の中山義活政務官側に献金した50万円について、連盟の収支報告書には献金の事実が記載されていなかったことが26日、産経新聞の取材で分かった。

 中山氏側の収支報告書によると、同連盟からは平成17年に14万円、18年には傘下団体と合わせて24万円、19年にも12万円の献金を受けたとの記載があったが、同連盟の収支報告書には記載がなかった。

 東電労組によると、毎月1万円を後援会費として支出する目的で、年に1度中山氏側に一括献金していたが、当時の事務担当者のミスで記載していなかったという。政治資金規正法は、政治団体が年間5万円以上の献金や20万円以上のパーティー券収入があった場合、収支報告書への記載を義務付けている。

 東電労組は産経新聞の取材に「速やかに訂正する」としている。

by momotaro-sakura | 2011-06-27 08:25