節電の夏、緊張の夏… 自動車業界などで土日操業始まる

節電の夏、緊張の夏… 自動車業界などで土日操業始まる
2011.7.2 18:17
 夏の電力不足を乗り切るため、木曜と金曜を休日とする代わりに工場を動かす自動車業界の「土日操業」が2日、始まった。平日の電力需要を抑える一方、土日に製造ラインを動かし、東日本大震災後の落ち込みから回復してきた生産活動と両立させる狙いがある。

 一方、2日の東京電力管内の最大電力は3734万キロワットだった。電力供給力に対する割合(使用率)は80・1%で、土日操業が電力需給を逼(ひっぱく)させることはなかった。東北電力管内の最大電力は968万キロワットで、使用率は90・3%。

 自動車メーカー12社は9月まで土日操業を行う。2日には日産自動車やホンダなど8社の工場が早朝から稼働した。トヨタ自動車や三菱自動車など4社は、年間稼働日数を調整する必要があったため2日も休日だったが、3日には全社の工場が操業する。

 日本自動車工業会によると、土日操業で出勤する自動車産業の従業員は、下請けも含めて約80万人。東京電力管内で主要自動車メーカーや関連業界が使う電力はピーク時で計約60万キロワットで、休日変更によって、1週間を通じた電力使用量をならす考えだ。

 自動車以外では、日立製作所が2日から土日操業を始めた。代わりの休日は月~金曜に取る。同社は夏休みも事業グループごとに分散させ、10月以降の休日を7~9月に前倒しする。NTTドコモも2日から東電管内などの約1万人を対象に土日出勤を実施し、月曜と火曜を休日とする。

by momotaro-sakura | 2011-07-02 18:50