国立新美術館にて

e0009760_1350178.jpg

乃木坂の国立新美術館で第63回毎日書道展が開催されています。
毎日書道展は本年63回展を迎えます。昨年の第62回展は、公募、会友、役員あわせて35,000点を上まわる出品があり、内容、規模とも、日本最大の書道展です。
 書道文化の向上と、書道芸術の相互錬磨のため、昭和23年に書壇を結集して「全日本書道展」を発足したのが始まりで、翌年「日本総合書芸展」として開催し、昭和26年から「毎日書道展」と改称されました。
 “新しい時代の書道展”を旗印にした、伝統の書から、最先端の現代書まで、あらゆる分野を結集する総合展です。
e0009760_19211192.jpg


主催 毎日新聞社、(財)毎日書道会


宇野雪村 うの-せっそん
e0009760_19521011.jpg

1912-1995昭和-平成時代の書家。
明治45年1月23日生まれ。上田桑鳩(そうきゅう)にまなぶ。昭和24年,25年日展で特選。44年桑鳩をついで奎星(けいせい)会の代表となり前衛書道を指導,海外展もひらいた。59年毎日芸術賞。大東文化大教授,毎日書道会理事などをつとめた。平成7年4月6日死去。83歳。兵庫県出身。御影師範卒。本名は武夫。著作に「古墨」など。



現代書芸の先覚者

          宇 野 雪 村

              明治45年(1912)~平成7年(1995)
===============================

宇野雪村は、明治45年(1912)浜坂町二日市に生まれ、昭和2年(1927)御影師範学校に入学し、その後書の道に専念して「雪村」と号した。昭和7年(1932)御影師範学校卒業後、神戸で上田桑鳩に出会い師事し、昭和15年(1940)東京に出て上田桑鳩らと共に「奎星会」を結成して、新しい書を次々と発表した。昭和24年(1949)には日展に入選(特選)し、昭和29年(1954)には日展審査員となった。しかし、昭和31年(1956)日展を脱退して以降、雪村の前衛書への挑戦は本格的となり、自由かつ大胆で個性的な創造性を目立たせた。毎年開催されている「奎星展」「毎日書道展」「玄美展」などに次々と作品を発表しながら「文字という約束の上に約束を越えた美が生まれる」という前衛書の理念を樹立した。
 


e0009760_2083510.jpg


昭和58年(1983)古希を記念して、東京三越で「宇野雪村書業展」、同年夏には中国北京において「日本宇野雪村法展」を開催し、昭和59年(1984)にはその功績により「毎日芸術賞」を受賞した。
 平成7年(1995)83歳で亡くなったが、宇野雪村の現代書の創造を実現した功績は極めて大きい
by momotaro-sakura | 2011-07-08 20:33