東工大の発明、サムスンに売れた…特許使用契約

東工大の発明、サムスンに売れた…特許使用契約
読売新聞 7月21日(木)3時5分配信

 東京工業大の細野秀雄教授(57)が発明し、高精細な次世代の液晶ディスプレー実用化のカギを握るとされる新しい半導体について、基本特許を持つ科学技術振興機構は20日、世界トップのディスプレーメーカーである韓国サムスン電子に特許使用を認める契約を同社と結んだ。

 同機構などが同日、発表した。

 新しい半導体は高性能の薄膜トランジスターで、従来のアモルファス半導体に比べ電子移動の速さが10~20倍になり、約10倍の高解像度化が可能。高精細な大型液晶ディスプレーをはじめ、スマートフォン(高機能携帯電話)などへの応用が期待され、同社は1~2年後の商品化を目指す。

 文部科学省などによると、大学の研究成果に伴う特許収入のトップは、赤崎勇・名古屋大特別教授らが開発した青色発光ダイオードの56億円。ディスプレー産業の市場規模は10兆円にのぼり、同機構は「細野教授の半導体もこれに匹敵する特許収入になる可能性がある」と期待している。今回の特許収入は研究費を提供した同機構と、東工大、細野教授らで分け合う。

by momotaro-sakura | 2011-07-21 15:42