日立、業績安定の陰に「三菱電機」化

日経ニュース
日立、業績安定の陰に「三菱電機」化
公開日時2011/8/1 6:00 
「着実に利益が出る事業構造になりつつある」(日立製作所の三好崇司副社長)。日立は東日本大震災の影響で営業赤字も懸念されたが、フタを開ければ2011年4~6月期営業損益は減益だが524億円の黒字と大手電機トップ



日立、三菱電の収益復調 4~9月純利益、上方修正

公開日時2011/7/30 1:05

 日立製作所と三菱電機は29日、2011年4~9月期の業績見通しを上方修正し、連結純利益(米国会計基準)の予想をそれぞれ100億円引き上げた。東日本大震災で打撃を受けた自動車関連事業が持ち直しているほか、アジアを中心に社会インフラ事業が好調なためだ。ソニーなど家電大手の業績が振るわないなか、総合電機の収益力が先行して回復している。

 日立は震災の影響などでゼロとみていた4~9月期の純利益予想を100億円に引き上げた。営業利益も従来見通しの800億円から1000億円に修正した。

 上方修正の要因は、自動車関連の売り上げが想定を上回っていることだ。同事業は60億円の営業黒字が見込まれる。アジアをはじめとする新興国で建機などの販売が伸びていることも支えになる。「円高の影響などを見極めたい」(三好崇司副社長)として、12年3月期通期の見通しは変えなかった。 三菱電機は450億円とみていた4~9月期の純利益予想を550億円(23%減)に上方修正した。自動車関連の受注は6月に前年同期並みの水準を回復。アジア向けにファクトリーオートメーション(FA)関連も好調だ。通期の純利益も8%増の1350億円と、従来見通しを100億円引き上げた。

 同日発表した11年4~6月期連結決算は、日立の純利益が前年同期比97%減の29億円。三菱電の純利益は4%増の271億円だった

 電機大手の4~6月期決算は家電中心のソニー、パナソニック、シャープが最終赤字を計上。IT(情報技術)サービス主力の富士通、NECも赤字だった。総合電機は日立、三菱電のほか東芝も黒字を確保し、収益基盤を固めている。

by momotaro-sakura | 2011-08-01 18:26