野田財務相、代表選に出馬へ…月刊誌に政権構想

野田財務相、代表選に出馬へ…月刊誌に政権構想

民主党
 野田佳彦財務相(54)は8日、菅首相退陣後の民主党代表選に立候補する意向を固めた


 野田氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」に事実上の政権構想と位置付ける論文を寄稿し、「時機が来れば、先頭に立つ覚悟だ」と出馬の意向を示す。9日に開くグループの会合で表明する見通しだ。野田氏のグループには約25人が所属しており、立候補に必要な推薦人20人は確保できるとみられる。

 野田氏については、仙谷由人代表代行(官房副長官)ら党幹部が擁立を検討し、前原誠司前外相のグループにも支持する声があり、有力候補になりそうだ。

 野田氏は雑誌論文で、内政では財政規律、外交では日米同盟を重視する考えを示す。財政政策では「東日本大震災を理由に財政健全化への取り組みを先延ばしすることはできない」とし、社会保障と税の一体改革の推進を強調する。エネルギー政策では、首相が表明した「脱原発」路線には立たず、将来的なエネルギー戦略を含めた議論の必要性を指摘する。党代表選では、小沢鋭仁元環境相(57)や馬淵澄夫前国土交通相(50)が立候補に意欲を見せているほか、鹿野農相(69)を擁立する動きなどが出ている。
(2011年8月9日07時09分 読売新聞)


同時株安、民主代表選にも影=野田氏は出馬表明せず
 米国債初の格下げに端を発する世界同時株安が、菅直人首相の後継を決める民主党代表選に影を落としている。出馬の意向を固めた野田佳彦財務相は9日、「財務相として職務に徹する」と自身のグループ議員に強調した。政府・与党内には「こんなときに代表選にうつつを抜かしている場合か」との声もあり、野田氏としても代表選絡みの発言は控えることにしたようだ。
 9日の日経平均株価は、東日本大震災直後の3月17日以来、約5カ月ぶりに9000円を割り込み、円高基調が止まる気配もない。
 こうした中、間の悪さが際立ったのが、財務相として陣頭指揮に当たる立場の野田氏だ。10日発売の月刊誌に「わが政権構想」と題した論文を発表し、これに先立つ9日のグループ会合で、出馬への意欲を示す段取りだった。しかし、株安と円高に歯止めは掛からず、野田氏は「決してきょう出馬表明をするつもりはない。菅政権の一員として、日本経済のかじ取り役として職務を果たす」と仕切り直しを余儀なくされた。
 民主党内の別のグループからは「株価暴落で野田株も大暴落だ」(閣僚経験者)と野田氏のつまずきを歓迎する声すら出た。国民新党の下地幹郎幹事長は記者会見で「タイミングが最悪。今の状況で(出馬表明を)するのではなく、仕事で示した方がいい」と指摘した。
 もっとも、先週来の政府・日銀の円売り・ドル買い介入などに関しては、「申し訳程度の介入とそれに追随する金融緩和が行われただけで、1週間も効果が続かなかった」(渡辺喜美みんなの党代表)との厳しい見方もある。
 民主党の松原仁デフレ脱却議員連盟会長は「(政府・日銀の)対策はもの足りなく、円高になるのは当たり前だ。日銀は資金を市場に潤沢に供給しないといけない」と一層の金融緩和策を求めた。一方、党内には「米国がドル安を容認しているから、正直打つ手がない」(若手)との指摘もある。
 小沢一郎元代表は9日、鳩山由紀夫前代表との会談で「このままいくと景気が心配だ。経済が大変だ」と懸念を示しており、株安・円高の動きは代表選にも大きな影響を与えそうだ。(2011/08/09-21:03)時事通信
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by momotaro-sakura | 2011-08-09 07:56