<民主代表選>海江田氏が先行 前原氏ら2位争い


<民主代表選>海江田氏が先行 前原氏ら2位争い

2011年8月28日 01時44分
(2011年8月28日 03時24分 更新)毎日JP


 菅直人首相の後継を決める民主党代表選(29日投開票)が27日告示され、毎日新聞は投票権を持つ党所属国会議員の動向を探った。小沢一郎元代表の支持を受けた海江田万里経済産業相(62)が先行。前原誠司前外相(49)、野田佳彦財務相(54)、鹿野道彦農相(69)の3氏が2位を争い、馬淵澄夫前国土交通相(51)が追う。ただ、過去最多の5候補乱立に伴い、どの候補も1回目の投票で当選に必要な過半数を獲得するのは難しい情勢だ。決選投票に進める2位以内に海江田氏とだれが残るかが焦点となる。

 有権者は党所属の国会議員398人(衆院292人、参院106人)で、過半数は200票。党員資格停止処分を受けた小沢元代表ら9人は投票権がない。

 毎日新聞の調査では、海江田氏が党内最大勢力の小沢グループを基盤に約115票を確保、決選投票に進む足場をほぼ固めた。前原氏が約55票、野田氏が約45票、鹿野氏が約40票で追い、馬淵氏は約20票と伸び悩んでいる。3割以上の議員が態度を明確にしておらず、情勢はなお流動的だ。

 小沢元代表と鳩山由紀夫前首相が26日に海江田氏支持を決め、小沢、鳩山両グループの大半が海江田陣営に参加した。半面、海江田氏の「小沢色」が鮮明になったことで、中間派と主流派の支持は広がっていない。

 一方、主流派は前原、野田両陣営に分かれ、決選投票での協力を念頭に2位争いを展開している。ただ、外国人献金問題を抱える前原氏は、期待したほど若手の支持が伸びていない。「野田さんと票が割れ、両方とも決選投票に残れないかもしれない」(陣営)との危機感も広がる。野田氏は岡田克也幹事長や玄葉光一郎政調会長の支援を受け、中間派への浸透を図る。

 馬淵氏はどこのグループにも属さない立場を強調し、支持を訴えている
。【田中成之、西田進一郎】



民主代表選、早くも決選投票にらんだ駆け引き

民主党

 民主党代表選を巡る読売新聞の調査では、海江田万里経済産業相が一歩先行したものの、どの候補も1回目の投票で有効投票総数の過半数を獲得するメドはついていない。

 各陣営では、早くも決選投票をにらんだ駆け引きを始めている。

 海江田氏は小沢一郎元代表や鳩山前首相らが支援しており、1回目の投票で1位になる可能性が指摘されている。前原誠司前外相、野田佳彦財務相、鹿野道彦農相の各陣営では、1回目の投票で海江田氏の過半数を阻止しつつ、決選投票に進める2位以内を確保し、3位以下の候補から協力を得て、逆転を狙う戦略を描く向きもある。

 ただ、決選投票は1回目の投票の直後に休憩を挟まず行われる予定だ。

 候補者が1回目の投票前に、自らの敗北を前提に決選投票での支持候補を表明するのは現実的には難しい。また、小沢元代表との距離感で見ると、前原、野田両陣営では大半が元代表に批判的なのに対し、鹿野陣営には元代表に近い議員も含まれるなど、陣営によって「温度差」がある。

(2011年8月28日09時30分 読売新聞)



民主党代表選:告示 あす投開票 県連議員、前原氏支持が優勢 /静岡


 ◇未定も目立ち4人

 民主党代表選が告示された27日、毎日新聞は、同党県連所属の衆参11議員に緊急アンケートを実施した。全員から回答があり、そのうち、5人が前原誠司前外相を支持すると答え、多数派を占めた。野田佳彦財務相と、鹿野道彦農相を支持すると回答したのはそれぞれ1人、残る4人は「未定」と回答した。小沢一郎元代表が支持する海江田万里経済産業相の名前を挙げた議員はいなかった。投開票日の29日まで、5陣営による激しい選挙戦となる見通しだが、県内の有権者からは「こんなことをやっている時期なのか」といった冷ややかな意見が目立った。【平林由梨】

 アンケートは、代表選に立候補した5人について、どの候補を支持するかや、その理由を文書で尋ねた。

 細野豪志原発事故担当相は、10年9月の前回代表選では小沢元代表を支持した。元代表は今回、海江田氏を支持すると決めたが、細野氏は「経験と政策を評価する」として前原氏の推薦人となった。

 細野氏と共に、県内からは渡辺周氏と斉藤進氏が前原氏の推薦人に名前を連ねた。安全保障政策に共感する意見が目立つ他、「国民の支持を得ながら政策を実行できる」(田村謙治氏)とリーダーシップに期待する声も。

 野田氏の推薦人となった牧野聖修氏は「挙国、挙党、野党対策にも力強く政治手腕を発揮できる」と回答。鹿野氏の推薦人の小山展弘氏は「これまでの発言、政治行動が一貫し、ぶれがない」と安定感を評価した。

 菅直人首相と小沢元代表との一騎打ちとなった前回と異なるのは、支持する候補を「未定」と回答した議員が4人と目立つ点だ。短い選挙戦の中で動向が注目される。

 県内で唯一小沢グループに属する小林正枝氏は「各候補の考えを見極めたい」と慎重だ。馬淵澄夫前国土交通相と野田氏の名前を挙げた藤本祐司氏は「両氏とも自分自身をしっかりと持っている。投票の直前まで2人の覚悟をきちっと聞いて判断したい」と答えた。

 ◇県内の有権者、反応は冷ややか

 「あなたは誰に民主党代表になってほしいですか」--。27日の告示を受けて、県内で有権者の声を聞いた。「いない」「あえて言えば……」と、反応は冷ややかだが、前原誠司前外相に期待を寄せる声が多く聞かれた。

 静岡市葵区、パート社員、森剛彦さん(54)は、民主党を支持しているが「当選してほしい人はいない」と回答。「首相がころころ代わりすぎだ。腰を据えた政権運営をしてほしい」と注文をつけた。御殿場市新橋、会社員、湯山秀彦さん(25)は「あえて言えば一番若い前原さんになってほしい。多少、強引なくらいのリーダーシップが必要だ」と話した。

 また、浜松市南区、会社員、高坂美帆さん(38)は「浜松は輸出に頼る企業が多い。円高対策と被災地復興に取り組んでほしい」と話し、決断力で前原氏を選んだ。熱海市渚町、会社社長、菊地昭夫さん(67)は「強いて言えば、前原さんというところだが、民主党は烏合(うごう)の衆」と突き放した。
毎日JP
by momotaro-sakura | 2011-08-28 10:19