日立、ブラジルでモノレール製造検討

日経ニュース
日立、ブラジルでモノレール製造検討
公開日時2011/10/12 22:40

 【メキシコ市=檀上誠】日立製作所はブラジルでモノレール車両の現地生産の検討に入った。現地重工メーカーのIESA社と提携し、現地で合弁会社を設立する方針。ブラジルでは渋滞の慢性化や都市人口の増加を受け、最大都市のサンパウロ市や北部のマナウス市などでモノレールの建設計画が進められている。日立は現地生産を前提にこうした案件に応札し、競争力を確保する考え。

 IESAは現在、鉄道車両の整備などを手掛けている。工場の立地や投資規模などは今後の案件によって決める。モノレールを中心とした鉄道事業をブラジル事業拡大の核としたい考え。日立にとっては英国に続く海外での鉄道車両の製造拠点となる。

 日立の森和広副社長は11日、サンパウロ市内で会見。現在は250億円程度にとどまっているブラジルでのグループ売上高を2014年3月期までに、500億円に拡大する目標を明らかにした。現地企業の買収などによりさらに上積みを目指す。

 鉄道事業のほかに有力分野として有望視しているのは、南米各国で日本方式が採用されたテレビの地上デジタル放送関連設備や自動車部品、大型空調機器など。地デジ関連ではグループの日立国際電気が現地の放送機材メーカーのリニアを買収している。

by momotaro-sakura | 2011-10-13 10:11