血液検査のBNPとは

血液検査のBNPとは


血液検査におけるBNPの値は、心臓の異常を判断するための指標です。心臓は負担がかかった際、主に心室部分からBNPというホルモンを血液中に分泌します。BNPはナトリウム利尿ペプチド(タンパク質がアミノ酸に分解される過程で生成されるアミノ酸の結合体 )と呼ばれるもので、心臓に負担がかかるような病気にかかるとBNPの血液濃度が上昇します。

BNP検査試薬による血液検査の採用は1994年度より行われており、現在、急速に普及して来ている検査方法です。心疾患を測定できる検査は血液検査ではBNPのみで、心筋梗塞や心不全の診断、予後判定に用いられます。

他の心臓病検査と比較した際のBNP血液検査のメリットは、心臓病の自覚症状が表れる前の早期段階でも心臓の状態をかなり鋭敏に示すということです。

心不全重症度は1度から4度まで分けられ、数が大きくなる程重症なのですが、心電図では1度や2度の無症状・軽症段階では発見できない場合があります。ところがBNPの血液検査では、このような軽症・無症状の心不全や狭心症なども検出することが可能です。

ただ、BNPの血液検査のデメリットは具体的に心臓のどこが悪いのかというところまでは特定することができません。ですから、他の検査も踏まえて総合的に判断しなければ心臓の評価をすることはできないのです。

BNPの血液検査における基準値は18.4以下、18.5~39で軽度の心疾患の疑いがあり、40~99で心疾患疑い、100以上では心不全の疑いがあります。40以上では精密検査を要し、100以上では治療が必要です。

by momotaro-sakura | 2011-12-13 17:03 | 健康管理/先端医療