基礎講座 コーティングと数値解析

基礎講座 コーティングと数値解析
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株式会社 加工技術研究会


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 本書は、大日本印刷株式会社の津田武明氏に、2009年9月から2011年9月の2年間にわたり、月刊『コンバーテック』誌上で連載いただいた「基礎講座 コーティングと数値解析」を1冊にまとめたものです。
 販売されているコーティング業界向けパッケージソフトは、一見華やかですが、説明が不十分で、その結果、“動けばよい、実験値と外れれば係数補正すればよい”という面も多々見受けられます。しかし、津田氏の言を借りれば、「正しい操作を行えば、パッケージソフトもオリジナルソフトも大差なく、実験を必要としない精度を示す。要は、どれほど中身を的確に理解しているかだ」という言葉は、ソフト至上主義の時代にあって、何が本質か、警鐘を鳴らす言葉と受け止められるでしょう。
 現場/現物/現象、原理、原則を通して理解できるように、本書では、コーティングプロセスの解説から始まり、流体力学、数値解析の基礎を十分に関連付けて説明が進められています。コーティング業界の発展のためには、長らく現場において幅を利かせてきた“勘・経験”に替わり、多くの開発者が不得意とする理論的アプローチが必要不可欠とされます。本書は、コーティングプロセスの理論的な考え方とその解析手法の基礎習得を目指す方にとって最適な1冊となっています。


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1章 コーティング研究・開発の現状

1.コーティング業界の現状

2.コーティング製品・技術概要

3.最後に



2章 コーティング現象の理解に必要な知識

1.はじめに

2.コーティングとは

3.さまざまなコーティング方式

4.コーティングの機能・挙動

5.コーティング流れ

6.必要な学術的知識

7.最後に



3章 流体力学の基礎知識

1.はじめに

2.流体とは

3.粘性流体力学の歴史

4.粘性流体の特性

5.粘性流体力学について

  保存則

  運動方程式

   Navier-Stokes式

   Stokes式

   Euler式

   Bernoulli式

   Karman積分運動式

6.最後に



4章 流体力学の応用知識

流体力学の応用知識(一) -内部流れ-

1.はじめに

2.コーティング解析領域

3.内部流れ解析の基礎

  非一様内部流れ

  移動境界流れ

4.最後に

流体力学の応用知識(二) -自由表面流れ-

1.はじめに

2.界面工学基礎

  表面張力

  接触角度

  ヤング・ラプラス式

3.流体力学と界面工学の融合

4.自由表面解析式(引き出し流れの例)

  Lamdau-Levich equation

  カルマン積分運動方程式

5.最後に



流体力学の応用知識(三) -外力による流れ-

1.はじめに

2.外力が作用する系

3.最後に



流体力学の応用知識(四) -外乱による不安定流れ-

1.はじめに

2.種々の不安定挙動

  乱流問題

  多相流問題

  温度起因不安定性問題

   Benardの問題

   Marangoni対流

3.最後に



流体力学の応用知識(五) -外乱周波数応答-

1.はじめに

2.スロット動的周波数応答解析

  コーティング膜圧の動的解析について

  自由表面における共振

  時間遅れモデル

  ハイパスモデル

  複合伝達関数モデル

3.その他のモデル

4.最後に



5章 数値解析の基礎

数値解析の基礎(一) -コンピュータサイエンスの必要知識-

1.はじめに

2.数値計算の基礎

3.プログラム言語

4.最後に



数値解析の基礎(二) -解探索法、数値微分・積分法-

1.はじめに

2.数値解析の種類

3.代数・超越(Sin,Cos,Exp)方程式の解探索法

  繰り返し法

  2分法

  ニュートン・ラプソン法

  その他手法

4.数値微分・積分

  数値微分

  数値積分

5.最後に



数値解析の基礎(三) -常微分方程式の数値解法-

1.はじめに

2.常微分方程式の離散化

3.連立微分方程式の基礎



数値解析の基礎(四) -偏微分方程式の数値解法-

1.はじめに

2.線形偏微分方程式

3.連立1次方程式解法

4.最後に



6章 数値解析プログラム入門

1.はじめに

2.数値解析ソフト

3.数値解析コードの設計計画


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小社では、コンバーティング(Converting)を、「プラスチックフィルム・シート、金属箔、紙・板紙、不織布、繊維、鋼板、ガラスなどの比較的薄い基材に、コーティング、ラミネーティング、プリンティング等の新たなプロセスを経て、新たな価値を生み出す行為の総称」と定義しています。 コンバーティングは、コーティング、ラミネーティング、プリンティング、スリッティングなど、多彩な要素技術を組み合わせた「集積技術」と言えます。 その成果は、パッケージング、農業・園芸、建築・土木、情報・通信、電力、交通・運輸、医療・ヘルスケア、セキュリティ、環境、防災などの幅広いフィールドで、現代社会が生み出す種々雑多なニーズを充足するために活用されています。 さらには、バイオ・テクノロジー、ナノ・テクノロジーなどの近未来の分野にもその可能性を広げ、ますます注目度が高まっています。
by momotaro-sakura | 2011-12-18 12:55 | ブログ