竜巻か、14歳中学生死亡=40人以上けが、被害880棟―茨城、栃木で被害相次ぐ

竜巻か、14歳中学生死亡=40人以上けが、被害880棟―茨城、栃木で被害相次ぐ

2012年5月7日 11時51分







6日昼過ぎ、茨城県つくば市などで発生した竜巻とみられる突風で40人以上がけがをし、14歳中学生1人が死亡。被害を受けた建物は880棟に上る。写真は突風で散乱したがれきを片付ける住民=7日午前、同市北条
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【時事通信社】


 6日午後0時45分ごろ、茨城県つくば市や栃木県真岡市などで竜巻とみられる突風が発生し、40人以上がけがをし、つくば市北条の中学3年鈴木佳介君(14)が全壊した自宅の下敷きになって死亡した。つくば市は同日午後、災害対策本部を設置し、茨城県の橋本昌知事は自衛隊に災害派遣を要請した。政府は7日、末松義規内閣府副大臣を団長とする調査団を現地に派遣した。

 同本部などによると、建物が崩れるなどして、つくば市内で34人が軽傷を負った。住宅や商店といった建物約300棟が全半壊などの被害を受けた。死亡した鈴木君は家族が外出中のため、当時家に1人でいたという。死因は外傷性窒息死とみられる。

 このほか茨城県内では、常陸大宮市の女性(70)が割れたガラスで顔などを切り軽傷。ひたちなか市の男性(73)はひょうで頭部を負傷した。建物被害は筑西市90棟、常陸大宮市43棟、常総市5棟に上るという。

 栃木県消防防災課によると、真岡市、益子町、茂木町で、男女計11人が割れたガラスの破片で切り傷を負うなどのけがをした。いずれも命に別条はないという。このうち益子町では、ゴルフ場にいた男性(69)と女性(49)が、飛んできたガラス破片やカートに当たり負傷した。また、3市町で建物451棟が全壊や一部損壊の被害を受けた。

 水戸地方気象台によると、突風は竜巻または強い下降気流(ダウンバースト)の可能性があり、職員を現地に派遣して調べている。茨城、栃木などでは最大約1万9000世帯が停電した。

 つくば市の現場は国道125号沿いの住宅街。 
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〈竜巻・その時何が〉渦巻く風、飛んできたマットレス
2012年5月7日(月)11:38 gooニュース
 6日午後1時すぎ、つくば市立田井小学校長の磯山芳男さん(57)は、つくば市北条を北から南へ車で走っていた。南西方向から、下は黒く上方が白っぽい「渦巻く風」がうねりながら向かってきた。危険を感じ、近くの老人ホームに車を寄せて、車内で身構えた。

 渦の中で、大量の鳥や材木の破片など、大小のものが舞っていた。渦が通り過ぎるまで10分足らずの間、車はガタガタと激しく揺れ、「ヒューッ」という風の音が車内に響いた。車の前に飛んできたマットレスが落ち、筑波山方面の電線付近からバチバチという音が聞こえた。磯山さんは「車ごと飛ばされるんじゃないかと思った。間近で見るのは怖かった」と話した。

 つくば市北条地区の会社員大塚輝一郎さん(64)は、自宅で庭仕事をしていた。雷が鳴って暗くなり、ひょうが降って大粒の雨に変わった。「家に入ると、ゴーッという風の音がした。外を見ようと近づいた瞬間、窓のサッシが膨らんでバーンと粉々に砕け散った」。家中のサッシと2階の屋根が吹き飛ばされ、ガラス片で両手足と頭を切り6、7針縫うけがをした。大塚さんが所有する隣の家は江戸時代後期の貴重な商家建築だったが半壊状態になった。
by momotaro-sakura | 2012-05-07 13:34 | ブログ