「今秋までに衆院選」 首相周辺が自民側に伝達

「今秋までに衆院選」 首相周辺が自民側に伝達

 野田佳彦首相の周辺が自民党幹部に対し「今秋までには衆院選が行われる」と伝えたことが6日、分かった。関係者が明らかにした。政権側は秋に臨時国会を開き、景気対策のための2012年度補正予算案を成立させた後の11月の衆院選を想定しているとみられる。今国会中の衆院解散を求める自民党は「事実上の解散先送り」と受け止めて反発。内閣不信任決議案や首相問責決議案の提出を検討しており、駆け引きが激しくなりそうだ。

 衆院選の見通しは6月下旬、首相周辺の有力者が自民党の谷垣禎一総裁に近い幹部に伝えた。

 政権側は今国会を9月8日の会期末でいったん閉会し、10月にも臨時国会を召集して補正予算案を成立させたい考え。「1票の格差」を是正する衆院選挙制度改革関連法案の成立と周知期間も念頭にあるとみられる。

 民主党の前原誠司政調会長は5日の記者会見で「首相とは、社会保障と税の一体改革関連法案の成立後には景気対策や政治改革が極めて大事だという意見交換を十分にしている」と述べ、衆院解散・総選挙を秋の臨時国会以降にすべきだとの考えを示した。

 自民党は、今月11日に参院で審議入りする一体改革法案の成立後、速やかに解散するよう首相に求めている。

 谷垣氏は成立への協力と引き換えに早期解散を実現する戦略を進めてきただけに、解散が秋の臨時国会以降へずれ込めば9月の党総裁選での再選が厳しくなるとの見方がある。このため自民党執行部は一体改革法案の参院審議を通じ、首相に早期解散の確約を迫る方針だ。

 一方、首相周辺は、小沢一郎元民主党代表らが除名され新党を結成することで、9月の党代表選での再選が有力になったと分析。景気対策を実施し選挙情勢の好転につなげたいとの狙いがある
中国新聞
by momotaro-sakura | 2012-07-07 09:12