大成建設、植物工場に本格参入 薄型LEDで省エネ栽培

大成建設、植物工場に本格参入 薄型LEDで省エネ栽培
日経新聞


大成建設は人工照明を使って無農薬の野菜を育てる植物工場事業に本格参入した。薄型の発光ダイオード(LED)照明の熱を栽培溶液で冷却するシステムを採用し、栽培ユニットの消費電力を競合製品に比べて3~5割削減した。2012年度に5億円の売り上げを目指す。


 通常、植物工場の栽培ユニットは野菜の成長を妨げる照明の熱を冷房で下げる。大成はスタンレー電気と共同で、薄型LED照明をユニット内を循環する栽培溶液で水冷するシステムを開発。冷却用の電力消費を減らすことができた。売値が約200円のリーフレタスで換算すると、原価を10~15円抑えられるという。


 このほど自動車内装材の旭コルク工業(東京・葛飾)が展開する千葉県市川市の青果店に栽培面積100平方メートルのユニットを納めた。総工費は約3000万円で、商用利用としては初の受注となる。


 植物工場の野菜は天候に左右されずに安定生産できるほか、衛生的なことが評価され、ファミリーレストランなどで採用が増えている。消費電力の少ないLED電球の実用化で電力コストが大幅に減ったことも追い風。パナソニックや大和ハウス工業など大手の参入も相次いでいる。大成建設は消費電力が少ない点を売り物にして販売増を目指す。

by momotaro-sakura | 2012-07-23 10:49