日本の年金資金 新興国への投資始まる

日本の年金資金 新興国への投資始まる
モーニングスター社


 日本で国民年金と厚生年金の積立金を管理・運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)は今年度から新興国への株式投資を行うMSCI新興国市場指数を指標としてBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)など21カ国に投資する。
 両年金を合計した運用資産額は約113兆円と、GPIFは世界最大級の機関投資家だ。資産に占める外国株の割合は11.46%だが、投資先は原則として先進国に限っていた。

 ただ、先進国の株価パフォーマンスはここ数年、米国株を除けば芳しいものではなかった。GPIFの2011年度の運用実績は収益率が2.32%。うち外国株の収益率は0.49%だった。

 一方、新興国はマレーシア、インドネシア、フィリピンの株価指数が今年に入って過去最高値を更新したように、高い経済成長を背景に株価も上昇を続ける。GPIFの新興国への投資額は数千億円規模のようだが、先進国株の先行きが見えにくいなかでの分散投資は当然の流れだ。

 アジアと周辺地域で、MSCI新興国市場指数の構成国・地域には右記3カ国のほかタイ、韓国、台湾、トルコが入っている。今後、当該国の株価動向には注目が集まるだろう。

 株価パフォーマンスの高い新興国だが、市場規模が小さい分、変動率も大きくなる。自分たちの年金資金がどう運用され、どのような結果になるのか、しっかり見守りたい

by momotaro-sakura | 2012-07-23 12:43