松井 裕樹(桐光学園)

松井 裕樹(桐光学園)ブログより
174cm74kg 左左 MAX147km カーブ・スライダー・チェンジ
最速147㌔直球と2種類の鋭いスライダー、カーブ。2年夏の甲子園初戦で大会新22奪三振。

  投球成績

 ■ 甲子園成績

   12夏    回数 被安 奪三 四死 自責
   今治西 先  9  2  22  3  0 145㌔ 甲子園奪三振記録
   常総学 先  9  6  19  3  5 145㌔
   浦添商 先  9  4  12  3  1 145㌔
   光星学 先  9  6  15  3  3 144㌔
          36  18  68  12  9 防2.25
     被安打率4.50 奪三振率17.00 四死球率3.00
  最新記事

 ■ 松井 15奪毎回三振も…援護なく散る(デイリースポーツ) 12/8/20

 序盤から息詰まる投手戦が続いていたが、八回に均衡が破れた。光星学院は2死一、三塁から3番・田村の左前適時打で先制。続く4番・北條が左中間を破る2点適時二塁打を放ち加点した。先発した金沢は3安打で完封した。桐光学園は先発の松井が4試合連続2桁となる15奪毎回三振の力投を見せたが、打線の援護がなかった。試合後、タオルで顔を覆いむせび泣いた松井。「疲れもあって、調子もよくなかった。それでもストライクが先行してくれた。相手の振りがするどかった」と声を絞り出していた。
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 桐光学園(神奈川)松井裕樹投手(2年)が歴代3位、左腕では1位の68三振を奪って甲子園を去った。初戦の今治西戦で大会記録を3個更新する22奪三振。2回戦の常総学院戦でも19個。3回戦の浦添商戦でも12個を奪った。そして強力打線の光星学院からは毎回の15奪三振。4試合36イニングで68奪三振。奪三振率17・00をマークした。大会記録は83個(6試合=62イニング)の板東英二(徳島商)。2位は斎藤佑樹(早実)の78個(7試合=69イニング)で松井は歴代3位。辻内崇伸(大阪桐蔭)の65個を抜いて左腕ではトップとなった。(日刊スポーツ)
 ■ 桐光学園・松井、3戦53K!工藤の再来だ(スポーツ報知) 12/8/20

 桐光学園の147キロ左腕・松井裕樹(2年)が、浦添商戦で12三振を奪って4安打1失点完投。春夏通じて初の8強に導いた。変幻自在のギアチェンジで試合を支配した。完封が頭をよぎった8回だ。松井はフルカウントから、7番・照屋光に外角高めのスライダーを左翼席へ運ばれた。甲子園初被弾。2年生エースの闘志に火が付いた。「ギアを入れ替えた。120%のフルパワー。悔しい気持ちをぶつけた」。怒りの奪三振ショーが開演した。4万6000大観衆のボルテージもヒートアップした。続く8、9番をこの日最速タイ145キロの高めの直球で連続三振。さらに1番には、うなりを上げる速球を3球続けて空振り三振。9回も3三振で12K。史上14人目となる初戦からの3戦連続2ケタ奪三振。3戦53Kは史上2位となった。2回まで三振を奪えず、初戦からの連続イニング奪三振は「18」で途切れた。「低めのボールになるスライダーに手を出してくれない。手ごわいな」と中盤、新ギアにシフトした。今春、習得した130キロ台でシュート回転する「抜く直球」を公式戦で初めて使用。当てにくる相手を早いカウントで打たせて取った。投球テンポも速め、4回から7回は1人も走者を許さなかった。鋭くしなやかな腕の振りが、打者を空振りさせる最大の要因だ。小5、6年時に水泳を習っていた松井は「水泳で肩の関節が柔らかくなった。腕の振りにもつながってる」と話す。中学時代バッテリーを組んでいた鈴木航介捕手(2年)によると、両手のひらを重ねて垂直に伸ばすと「松井は両肩甲骨がくっつく」という。左肘を高い位置から振り下ろせ、球持ちも良い。直球、変化球とも打者の手元で伸び、変化する。幼い頃から巨人ファンだ。小5の松井少年は、ファンクラブ会報で当時ルーキーの辻内崇伸投手と対談した。大阪桐蔭で聖地を沸かせた左腕とキャッチボールもした。それから6年―。松井は1回戦で22三振を奪い、辻内の持っていた1試合最多奪三振記録(19K)を更新。「辻内君も1軍に上がったし、何かご縁がありますね」と父・良友さん(54)。夏の甲子園の主役の座を受け継いだ。
 ■ 桐光学園 3回戦進出 松井 19Kも5失点(スポニチ) 12/8/16

 第94回全国高校野球選手権大会第8日は16日、甲子園球場で2回戦を行い、第2試合は桐光学園(神奈川)と常総学院(茨城)が対戦し、7―5で勝ち、3回戦へ進んだ。桐光学園の松井は毎回の19三振を奪ったが、8回に打ち込まれ計6安打で5点を失った。松井の前に5回まで10三振を喫した常総学院は6回、2番高島の左中間適時三塁打と暴投で2点を入れると、8回に足で揺さぶるなどして3本の長短打で3点を奪い、松井を追い詰めたが、無駄な失点に最後は泣いた。
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 この日はストレート勝負が目立ち、最速は145キロをマークした。毎回の19三振を奪い、2試合計41三振となり、81年の名古屋電気(現、愛工大名電)の工藤公康投手(元西武)が記録した2試合37三振(延長戦を含む)を31年ぶりに抜き、74年の金属バット導入後では新記録となった。しかし、8回に足で揺さぶられると力み、3点を失うなど計5失点。3回戦以降に課題を残した。(スポニチ)
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 「全然見えない」。1回戦でも対戦した今治西(愛媛)の各打者が「消える」と表現したスライダーに苦しめられ、さらにこの日解禁したチェンジアップにも手を焼いた。「あれくらい三振を取られるのは覚悟していた」と常総学院の佐々木監督。それでも「スライダーを落ちる前に打て」という指示が実り、6安打で5点を奪い、松井に意地を見せつけた。(スポニチ)
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 松井は「(三振の数は)数えていないです」とケロリ。22奪三振を奪った前試合に次ぐ記録でも、「感動もないです」と言いのけ、大物の風格を漂わせた。求めるは記録よりチームの勝利。失点のきっかけとなった四球について反省し、「もっと上を目指すには内容を良くしていかないといけない。今日は全然良くなかった」。この試合からチェンジアップを解禁。しかし、「まだ(引き出しは)ある」と次戦への意欲を見せた。(スポニチ)
 ■ 桐光・松井10連続含む22K!大会新連発(デイリースポーツ) 12/8/10

 桐光学園の2年生左腕、松井裕樹投手が大会記録を更新する毎回の22三振を奪い、今治西を2安打完封した。六回途中からは、こちらも大会新記録となる10連続奪三振もマーク。記録ずくめの快投だった。前人未到の偉業を成し遂げるマウンドで、松井は歌っていた。九回2死一塁。サインに首を振りながら、口元がせわしなく動く。「相手の応援を自分の応援だと思って、リズムをとっていました」。最後は115キロのカーブで空振り三振。1世紀近い聖地の歴史を動かす22個目のKマークを刻み込んだ。初回先頭から三回1死までのアウトはすべて三振。スカウトのスピードガンで最速146キロを記録した直球と落差の大きい“伝家の宝刀”スライダーのコンビネーションがさえ渡った。圧巻は六回1死一、三塁から。「ランナーが三塁だったので狙っていった」とギアを上げると、ここから九回2死までなんと10連続奪三振。全くペースは衰えず、最後は大きな拍手が銀傘にこだました。マウンドでは、強気で負けず嫌い。先輩捕手の宇川は「いつも元気。基本的には投げたいボールを投げさせる」と苦笑。3年時に全国優勝した中学時代は、変化球はカーブのみ。スライダーは、昨年6月からカウント球として使い始めたが「決め球にしたかった」と、改良を重ねて手に入れた。打撃でも五回に右越えへ豪快な3ラン。高校通算3本目のアーチにほぼ全力疾走し「こんな大観衆の中で打てて幸せ。一生懸命速く走りました」と、この時ばかりは16歳らしい笑顔を見せた。2つの大記録を試合後に知らされ「わからなかった。ちょっとできすぎです」と、淡々と振り返った。歴史に残る快投を見せても、慢心はみじんもない。「今日はうれしいけど、次からはそれに恥じないようにプレッシャーもかかる」と気を引き締めた。末恐ろしい2年生左腕が、衝撃の聖地デビューから一気に夏の主役に躍り出る。
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 夏の甲子園94回の歴史で2つの奪三振記録を塗り替えた2年生左腕は、日米15球団のプロ野球関係者の目をくぎ付けにした。巨人・山下スカウト部長は「制球もテンポも良く、来年ドラフトの目玉になる。2年生だが、今年の3年生と合わせても上位候補のレベル」と舌を巻いた。評価されるのは腕の振りの良さと、タテ横2種類のスライダーとカーブのキレの良さだ。日本ハム・山田GMが「前評判通りの好投手。変化球が良く、杉内(巨人)タイプ」と例に出せば、DeNA・吉田編成スカウト部長は「下半身がしっかりしている。遅いカーブもいい。スタミナがあり、工藤(元西武)を思い出させる」と、一流プロの名を挙げた。スライダーはキレ味鋭く、曲がりも大きい。米大ブレーブス・大屋スカウトは「球にスピンがかかっているので、より速く見える。田中(楽天)のスライダーを左投手が投げたような感じ」と評価し、阪神・北村スカウトは「スライダーは素晴らしい。ストレートも速く、緩急が付けられる。今大会の左腕でナンバーワンになりそう」と絶賛した。2年生ながら三振の山を築いた怪物に、米大ツインズ・高橋スカウトは「縦のスライダーが面白い。体ができればもっと球が生きてくる」と将来性も評価。ヤクルト・鳥原チーフスカウトは「腕がとてもよく振れる。うちは最近、地元の関東から選手をとる方針になっている。来年は担当にしっかり見てもらいたい」と話した。(デイリースポーツ)
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 巨人・山下哲治スカウト部長は「ストレートもいいし、スライダーの切れが凄い。来年はバリバリの1位候補。きょうのような投球なら、今年のドラフトでも1位だよ」と驚きながら高評価。球場表示では145キロが最速だったが、球団のスピードガンでは146キロを計測した。球界でも貴重な左投手とあって、評価は急上昇。ソフトバンク・永山勝スカウト部長は「タイプ的には杉内(巨人)かな。度胸もありそう」と話し、オリックス・長村裕之編成部長も「あのスライダーは高校生では打てない。順調に行けば来年の目玉」。一方、日本ハム・大渕隆スカウトは「今すぐに後ろで放らせてみたいと思わせる投手」と、クローザーとしての適性もあるとした。(スポニチ)
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 ▼江川卓氏(元巨人、作新学院OB。73年センバツの60奪三振は今も大会記録)金属バットになって三振が取りづらくなっているのに凄いね。私は23三振(73年夏1回戦の柳川商戦)を取ったことがあるけど、延長15回での数字だから比べられない。とにかく楽しみな投手。次の試合が待ち遠しいね。
 ▼戸田善紀氏(元阪急、PL学園OB。63年センバツで1試合21奪三振)立派というか大したものです。心からおめでとうと言ってあげたい。当時の私は三振を狙いにいって21三振でした。安打は内野安打1本でしたが、春と夏とでは打者の状態も違いますから。当分、記録は破られないでしょうね。
 ▼西武坂元(浦和学院OB。00年夏に1試合19奪三振)記録はいつか抜かれるものだと思っていました。(記録を)抜いた投手にはぜひ頑張ってもらいたい。
 ▼巨人辻内(大阪桐蔭OB。05年夏に1試合19奪三振)夏の甲子園で自分の力を発揮して付いてきた結果。27個のアウトのうち22個が三振というのは本当に凄い。自分の場合(19奪三振)はタイ記録だったので…。新しい記録が生まれたということで、松井君にはもっともっと伸びていってほしいです。(スポニチ)
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 中学時代に日本一を経験した逸材だが、1年時は下半身が弱く、右足を一塁方向にインステップしないとバランスを取れなかった。走り込みと20球1セットの試合を想定した計200球の投げ込み。ひと冬を越えた松井のステップは、本塁方向へ真っすぐに踏み出せるようになっていた。(スポニチ)

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 ▼巨人山下スカウト部長 プロレベルでないと打てないほど変化球がキレている。来年はドラフトの目玉になる。今年でも欲しいぐらい
 ▼ロッテ井辺スカウト 素晴らしいね。これから追いかけていかないと
 ▼日本ハム山田GM スター候補生だね。杉内(巨人)の高校時代よりいい
 ▼広島苑田スカウト部長 まだ2年生だから立派。下半身が使えるから、体全体を使える。全力投球してもフォームが崩れない。直球もスライダーもカーブも同じ軌道で途中まで来るから、打者としては打ちづらい
 ▼ブレーブス大屋スカウト スピンが利いている。プロで飯を食っていける球(日刊スポーツ)
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 中学時代、青葉緑東シニアで松井を指導した元巨人投手コーチの関本四十四氏(63)が「槙原(元巨人)を思い出す。投手をやるために生まれてきたようだ」と舌を巻く投手センスで“伝家の宝刀”を体得してみせた。あこがれの投手は巨人・杉内だ。「力みのないフォームと勝負どころで三振が取れるところが参考になります」。登板時の中継は必ず録画して何度も見直している。(スポーツ報知)
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巨人・長谷川スカウト
 「中学時代から注目している。これだけ腕が振れて、変化球が切れる左投手はなかなかいない。ストレートと変化球で腕の振りが変わらない。だから空振りが奪える」
中日・石井スカウト
 「力投派。間がいい。身長は高くないが、腕が振れているので、球に角度がある。直球と変化球の腕の振りが一緒で、打者はどちらがくるか分からない」
DeNA・吉田編成部長
 「大きいカーブもいいし、スライダーもよく腕が振れている。真っすぐとスライダーを同じように腕を振って投げられる。今後が楽しみ」
日本ハム・山田GM
 「あのカーブとスライダーは鋭い。高校生には打てない。タイプ的には杉内に似ているが、高校時代の杉内より上。杉内も高校の頃は真っすぐはこれほど速くなかった」
オリックス・古屋編成部国内グループ長
 「スライダーがコースを外れることなく、いい高さで落ちる。ベース板の上でストライクからボールになる。だから振ってしまう」(スポーツ報知)
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 決め球のスライダーを捨てて、直球狙いがチームの方針だったが、中軸の4、5、6番で10打数10三振。4三振の4番・末広朋也が「まっすぐかと思って振りにいったら、ボールが消えていった」と驚けば、6番・東福拓朗も「高めのボール球かと思ったらワンバウンドだった」と目を丸くした。捕手の曽我部祥太は「自分だったらあのスライダーは捕れないと思う」。途中からバットを短く持ってコンパクトに振ったが、当たらない。「もう少しボールを見極められていれば」と百戦錬磨の指揮官。引き立て役に終わった悔しさを押し隠すように、何度も繰り返した。(スポーツ報知)
 10者連続奪三振、1試合22奪三振(直球7、変化球15、空振り16、見逃し6)は選抜記録も
 上回りますね。球数多めの力投型だけに、負担が掛かりすぎないようにはしたいところ。

 



中畑監督が“松井の領有権”主張東スポWeb
8月21日(火)18時42分配信


甲子園を大いに沸かせた桐光学園の松井裕樹投手


 第94回全国高校野球選手権大会で4試合68奪三振をマークした桐光学園(神奈川)の2年生左腕・松井裕樹投手。若き“ドクターK”の躍動に甲子園は大いに沸いたが、さらにヒートアップしているのが松井の地元球団でもあるDeNAだ。横浜スタジアムとタッグを組んで、尖閣諸島よろしく松井の“領有権”を声高に主張。日本の11球団はもちろん、メジャー球団も手を引くように求めた。

 常総学院戦(16日)での松井の19奪三振をテレビ観戦したDeNA・中畑清監督(58)は「変化球だけかと思ったら直球もいい。即戦力。ウチは左腕のエースが欲しい。今年(ドラフトで)指名したいくらい。横浜出身だし。彼の投球はお客を呼べる投球」と横浜市青葉区出身の松井にベタボレ。高田GMも「素晴らしい選手。継続調査したい」と2013年ドラフトでの獲得に意欲を見せた。

 だがDeNAにとって問題となるのは前身の横浜時代からのドラフトでのクジ運の悪さだ。昨年、3分の1で藤岡貴裕投手(現ロッテ)を外したほか、1998年には横浜高出身の松坂大輔投手(現レッドソックス)も3分の1の確率で外した。藤岡はともかく、相思相愛だった地元のスーパースターを逃した“松坂の悪夢”の再来は何としても避けたいところ。

 というのも松井とDeNAも、松坂と横浜がそうだったように「相思相愛」だから。

 横浜時代から球団に残っている古株の球団幹部は「松井君は小学生の時から知っている。山内小学校6年生の時、ベイスターズジュニアだったし、その後、青葉緑東シニアに入った時、紹介もした。親御さんもよく知っている」と家族ぐるみの付き合いを強調するほどだ。

 実際、松井は07年、ベイスターズジュニアに選ばれた喜びを青葉区の地元誌に「ベイスターズと一緒のユニホームを着られるのでうれしいです」と語っている。

 もちろん野球協約の関係でプロは高校生と直接、接触できないが周辺とは友好な関係を継続。昔のよしみを最大限に活用していく。

 それでもクジ引きとなれば、どこの球団にさらわれないとも限らない。できることといえば、しつこく「相思相愛」をアピールして競争相手を減らしていくことしかない。

 横浜スタジアム幹部は「(中国等と領有権を争う)尖閣諸島と一緒で横浜のもの。他(の球団)は手を出すな」と松井の“領有権”まで主張した。

 この分だとDeNAサイドの「松井はウチの選手」というアピールが今後、過激化していくのは間違いなさそうだ。

by momotaro-sakura | 2012-08-24 09:48