日立、英で鉄道運行管理システムの試作品受注

日経ニュース
日立、英で鉄道運行管理システムの試作品受注

公開日時2012/8/29 22:24

 日立製作所は29日、英国で鉄道の運行を管理するシステムの試作品を受注したと発表した。英国全土の駅や線路を管轄するネットワーク・レール(ロンドン)が14年以降に導入する新型システム向けで、日立と欧州2社が供給する。日立は英国で鉄道車両の受注実績を持つが、システムでは初めて。車両とシステムの一括供給体制を構築し、同分野で強い欧州勢に対抗する。
 英国の鉄道事業子会社、日立レールヨーロッパ(ロンドン)を通じ受注した。日立のほか仏アルストム系の信号メーカーと英国の運行システム会社の2社が受注し、受注額は3社あわせて二十数億円。今後、ネットワーク・レールが各社の製品の性能を評価し、新システムの製造会社を選定する。

 日立は英国で7月に高速鉄道向けの車両596両を受注するなど、鉄道事業を拡大している。運行管理システムは日本で主要路線向けに手がけるが、海外の受注実績はない。海外の鉄道市場では、車両だけでなく保守サービスや運行管理システムを一括提供できる企業が競争力を持つ。今回の受注を機に英国の鉄道事業拡大に弾みをつける




日経ニュース
日立、英で高速鉄道車両596両を受注 新興国開拓目指す
公開日時2012/7/25 21:49

 日立製作所は25日、英国高速鉄道で計画される更新事業で車両596両を正式に受注したと発表した。約30年間の保守サービスも含め、事業規模は約5500億円。日立にとって海外の鉄道受注で過去最大の案件になる。今後はインドやブラジルでも投資を加速する構えで、英国での大型受注を機に新興国などでの受注拡大を目指す。

 
英国ではロンドンとスコットランドのエディンバラなどを結ぶ高速鉄道に車両を納入する。北東部のニュートン・エイクリフに生産拠点を構え、2016年からフル生産する。鈴木学技監は「海外では新興国を中心に鉄道の整備計画が予定され、今後の受注獲得に強みになる」と説明した。

 海外市場では独シーメンス、仏アルストム、カナダのボンバルディアのビッグ3がシェアの50%以上を握る。保守サービス、運行システム整備を含め一括提供できる体制を強みとしているが、日立をはじめ日本勢は車両提供にとどまり海外展開で出遅れていた

 日立は今回の受注実績をテコに海外勢を交えた今後の入札でも存在感を出していく。英国に続き、インドやブラジルなどで生産拠点の設立を検討しており、コスト競争力も高める。



日経ニュース
日立、英で高速鉄道車両受注と発表 英国に鉄道車両工場も建設
公開日時2012/7/25 16:37

 日立製作所(6501)は25日、英国運輸省から高速鉄道の車両事業を受注したと発表した。子会社が70%出資するアジリティ・トレインズが596両の車両をリースするほか保守サービスを受け持つ。事業総額は45億ポンド(約5460億円)。国際協力銀行などから融資を受けるほか、日本貿易保険が金融面で支援する。

 ロンドンとスコットランドのエディンバラ間などの鉄道路線に提供する。保守事業は2017年から27年半担当する契約。

 同時に英国北東部のダーラム州に鉄道車両の生産工場を建設することも明らかにした。投資額は明らかにしていない。従来は山口県下松市の事業所で月産60両製造していたが、英国をはじめ欧州各国での鉄道事業拡大を目指し、英国内に月産35両の生産拠点を設ける。子会社の日立レールヨーロッパが投資し、2016年にフル生産を始める予定。現地で約730人を新規に採用する。〔
日経QUICKニュース(NQN)〕


2012年8月29日
株式会社日立製作所
Hitachi Rail Europe Ltd.


英国向け列車運行管理システムのプロトタイプを受注

株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、英国ネットワーク・レール社(Network Rail Infrastructure Limited)より、英国の子会社である日立レールヨーロッパ(Hitachi Rail Europe Ltd.)を通じ、列車運行管理システムのプロトタイプを受注しました。今後、日立レールヨーロッパを含む3社に発注されたプロトタイプの試験や評価がネットワーク・レール社により行われ、その評価結果をもとに、英国全土を対象とした運行管理システムを構築する企業が選定される予定です。

ネットワーク・レール社は、英国全土の駅・線路等の鉄道インフラを保有・管理しており、現在800カ所以上の信号扱い所にて列車の運行を管理しています。今後、新設を予定している拠点も含めた14カ所の運行指令所で集中管理を行うとともに、新たな運行管理システムを導入し、効率の向上とコスト削減を図ることなどを計画しています2014年より開始が予定されている新たな運行管理システムの英国全土への導入に先立ち、日立レールヨーロッパを含む3社が今回受注したプロトタイプの性能や信頼性に対する試験や評価がネットワーク・レール社により行われ、その評価結果をもとに英国全土を対象とした運行管理システムを構築する企業が選定される予定です。
日立の列車運行管理システムは、旅客需要に応じたフレキシブルな列車運行計画の作成を行い、計画に基づき列車運行を管理・制御し、遅延や運行障害発生時には迅速な運転回復を支援します。日本国内において、新幹線や在来の主要路線等で用いられ、定時運行ならびに高密度運転で世界的に有名な日本の鉄道運行を支えています。日立は、列車運行管理システムを英国に展開することで、英国における円滑な鉄道運行の実現に貢献することをめざします。

今回の受注は、2009年の営業開始以来、優れた信頼性で高い評価を受けている高速鉄道クラス395や、2012年7月に契約を締結した都市間高速鉄道計画(IEP : Intercity Express Programme)に続く英国向け鉄道システム製品であり、引き続きグローバルに鉄道システム事業を強化していきます

以上





日立が日本での3つの運行管理システム



新幹線運行管理システム.


信号機やポイントのリアルタイム自動制御や、列車ダイヤ予測による運転整理支援といった高信頼リアルタイム制御システムが、新幹線の 高速・高密度・正確・安定輸送を支えています。
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九州新幹線指令システム SIRIUS
SIRIUSは、2004年の九州新幹線鹿児島ルートの部分開業時から運用を開始しています。部分開業時(新八代~鹿児島中央間)には在来線との接続制御を可能とし、2011年の全線開業時(博多~鹿児島中央間)より山陽新幹線との相互直通運転に対応するなど、他システムとの円滑な連携を特徴としています。

●対象線区:九州新幹線
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SIRIUS:Super Intelligent Resource and Innovated Utility for Shinkansen Management
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東海道・山陽新幹線運転管理システム COMTRAC
COMTRACは、1972年の山陽新幹線岡山開業と同時に導入され現在までに機能向上を重ねています。最近では2011年3月の九州新幹線との相互乗り入れ対応に伴い機能増強が図られました。

●対象線区 : 東海道・山陽新幹線



COMTRAC:Computer Aided Traffic Control
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ニュー新幹線総合システム COSMOS
COSMOSは、東北・上越・長野・山形・秋田新幹線における、列車ダイヤなどの計画作成、列車の運行、設備の監視制御・保守などの新幹線業務全般を一貫して管理する、大規模広域分散型システムです。

●対象線区 : 東北新幹線、上越新幹線、長野新幹線、山形新幹線、秋田新幹線

by momotaro-sakura | 2012-08-31 09:00