尖閣諸島へ向けて出港

2012/9/3 8:52
尖閣諸島へ向けて出港

JAPAN REAL TIME
心地よい夏の夜、東京都の調査団を乗せた船が尖閣諸島に向けて石垣島を出発した。7時間の航海を経て尖閣諸島の周辺海域に到着する予定。JRTも調査船に乗り込み、調査の様子を取材する。

尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐっては日本、中国、台湾が領有権を主張している。東京都は現在、尖閣諸島のうち3島を購入する方向で民間の地権者と交渉を行っている。

調査団(25名)は2日早朝からおよそ10時間をかけて、魚釣島、北小島、南小島を調査する。

JRTは本船である海難救助船「航洋丸」(2474トン)にとどまるが、専門家は複数の小型ボートで3島に接近する。

出港前に、調査団の数人が記者の取材に応じた。

尖閣諸島調整担当部長で調査団の団長を務める坂巻政一郎氏は「これから東京都として初めて尖閣諸島の現地調査に入ることに対し、身の引き締まる思い」と話した。

坂巻氏は「今回、残念ながら国からは上陸許可を得られなかったが、なるべく近くまで寄りたい」と述べた。東京都は政府に対し、尖閣諸島への上陸許可を申請したが、許可されなかった。政府は現在、尖閣諸島を地権者から賃借している。

坂巻氏はまた「平穏に行きたい」と話し、上陸するつもりはないと述べた。

調査団は各島の海岸線や大気の状態、海岸周辺の水深を調査するほか、3島の購入に向けて島の資産価値の評価も行う。調査団には東京都の職員や専門家とともに、不動産鑑定士も参加している。

石原慎太郎都知事は具体的な購入価格については発言していないが、日本のメディアによると、日本政府は尖閣諸島の購入額として20億円(2500万ドル)を提示している。

石原都知事は先ごろ行われたウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、東京都が集めた尖閣諸島の購入のための寄付金は8月中旬の時点で約15億円に上っていると述べた。寄付は東京都と石垣市のウェブサイトを通じて受け付けている。


記者:Eleanor Warnock
by momotaro-sakura | 2012-09-03 09:12