野田首相 再選暗雲…“若く清新”細野氏出馬か

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野田首相 再選暗雲…“若く清新”細野氏出馬か

民主党代表選への出馬待望論が高まっている細野氏
 
 細野豪志環境相(41)は5日、民主党代表選(10日告示、21日投開票)へ出馬待望論が党内で高まっているのを受け、立候補が可能かどうか検討に入った。若手・中堅議員を中心に、次期衆院選の「顔」として期待がある。代表選では野田佳彦首相(55)の再選が有力視されてきたが、細野氏が出馬すれば首相の有力な対立候補になるのは確実で、首相陣営は引き締めに躍起だ。

 細野氏は5日夜、都内で細野氏擁立を目指す議員らと会合。終了後、報道陣に「お話をうかがえてよかった」と述べるにとどめた。一方、民主党関係者は、「細野氏は出馬するのではないか」と述べた。

 これに先立ち、午後には小川淳也政調副会長ら中堅・若手議員11人が国会内に集まり、細野氏擁立に向けた会合を開催。「民主党や日本の政党政治の危機的状況を立て直すには、清新なリーダーが必要だ」などの意見が出て、6日午後に細野氏に立候補を要請する方針を確認した。

 内閣、政党支持率とも低迷しているだけに、民主党は次期衆院選で苦戦必至。選挙基盤の弱い若手議員を中心に、若く清新なイメージで原発事故担当相としても知名度の高い細野氏を「選挙の顔」として代表選に担ぐ動きが加速。ある閣僚は「細野氏が出れば勝ってしまう」と予測した。

 細野氏は4日の会見で「代表選については考えていない」と述べ、慎重姿勢を堅持しているが、「出馬しない」と明確に否定はしていない。また、野田首相の再選を支持するかどうかも明言しておらず、対応が焦点だ。

 無風との見方が根強かった選挙戦の構図が一変しかねず、野田首相陣営は危機感を募らせている。野田首相グループは5日、国会内で選対準備会合を開催。「細野氏は出るに違いない」との見通しの下、グループ内の役割分担などを決め、準備を急ぐ。「細野陣営の情報を集めろ」との指示も飛ぶなど、陣営は慌ただしく動いた。

 首相自身も5日朝、都内のホテルで菅直人前首相に協力を要請。菅氏は明言を避け、首相の掲げる政策や対抗馬の擁立状況を見守る構えだ。

 党内では、旧民社党グループや鹿野道彦元農相グループが態度を保留している。細野氏の出馬の有無を確認するまでは支持する候補を打ち出しにくいからで、動向に注目が集まる。菅氏の支持グループ内では、一部の議員が細野氏擁立を働き掛けており、自主投票にすべきだとの声も出ている。
[ 2012年9月6日 06:00 ]スポニチ


首相油断?崩れた「優勢」…細野氏出馬で激戦に


 民主党代表選(10日告示、21日投開票)を巡り、知名度の高い細野環境相が本格的に出馬の検討を始めた。

 細野氏が出馬すれば、野田首相優勢とみられていた構図が崩れ、首相を支えてきた主流派内でも対応が割れる激しい選挙戦になるとの見方が出ている。

 5日に国会内で開かれた細野氏の擁立を目指す会合には、代表選の事前説明会に「勝手連」として出席した津村啓介、階猛、小川淳也の3衆院議員のほか、柚木道義、辻元清美、中山義活、阿久津幸彦、石津政雄、福島伸享、津川祥吾、増子輝彦の衆参国会議員が出席した。

 小川氏は、首相の再選支持を表明している前原政調会長のグループ幹部の一人だ。阿久津氏は菅前首相グループ幹部、中山氏は鹿野道彦前農相グループ幹部で、石津氏は中間派の当選1回議員で作る「礎会
いしずえのかい」の会長を務めるなど、党内の主流派と中間派の幅広いグループから集まった。

 出馬に慎重姿勢を保ってきた細野氏が出馬を検討することにしたのは、こうした細野氏待望論の広がりが無視できないと判断したためだ。細野氏から相談を受けている党幹部は「細野氏は代表選で敗れれば傷つくかもしれないことは承知しているが、『選挙で落選危機の仲間を救ってほしい』との声を意気に感じ、揺れ動いている」と語る。

 41歳の細野氏が代表選で勝利し、新首相に就くことになれば、44歳で就任した伊藤博文を抜き、憲政史上、最も若い首相となる。

 一方、再選を目指す野田首相(党代表)は5日朝、東京・永田町の日本料理店で、菅前首相と会談し、再選に向けた協力を要請した。会談は朝食を共にしながら1時間に及んだが、菅氏は明確な回答を避けた。

 この後、首相は首相官邸で、前原政調会長、前原グループ幹部の仙谷由人政調会長代行と会談した。前原グループは5日、細野氏出馬を視野に自主投票とする方向で検討に入った。

 前原グループ内には「首相は油断していたのではないか。根回しの動きが遅すぎて、細野氏が出馬した場合、手遅れになるのではないか」との声が漏れている。


(2012年9月6日08時05分 読売新聞)
by momotaro-sakura | 2012-09-06 07:45