石原知事はブレない」 尖閣諸島オーナーの弟、東京都への「売却合意」の真意を語る

石原知事はブレない」 尖閣諸島オーナーの弟、東京都への「売却合意」の真意を語る

ニコニコニュース(オリジナル):
2012年4月19日(木)22時04分配信

栗原弘行氏
ニコニコニュース(オリジナル)
 沖縄県・尖閣諸島の大部分を所有する栗原國起(くにおき)氏の弟で、栗原家のスポークスマン的な立場の栗原弘行氏が2012年4月19日、都内でニコニコ動画のインタビューに応じた。今月16日、東京都の石原慎太郎知事が訪米先のワシントンで、尖閣諸島のうち魚釣島など主要3島を栗原氏から購入することで基本合意したと発表している。

 尖閣諸島については中国も領有権を主張しているが、毎日新聞の報道によると石原氏は「国が買い上げると中国が怒るから外務省がビクビクしている。東京が尖閣諸島を守る。やることをやらないと政治は信頼を失う」と日本政府の対応を批判している。

 なぜ、栗原氏は石原知事と尖閣諸島を売却することで合意に達したのか。弟・弘行氏は「石原知事はブレない」と述べ、一貫して尖閣諸島が日本の領土であることを訴えてきた石原氏のスタンスと栗原家の意見が一致したことを理由としてあげた。

■数十年前からオファーを受けていた

 都内で建築事務所の会長をしている弟・弘行氏は、多くの新聞社やテレビ局から取材が殺到しているにもかかわらず、にこやかな表情で取材に応じた。弘行氏によると、石原知事から「尖閣を購入したい」という要請は数十年前からあったという。

「石原知事がまだ衆院議員で、(議員連盟の)青嵐会に所属していた時代からですから、数十年来の話になりますね。兄と石原知事の間では、昨日今日の話ではないのは確かです。『青嵐会に尖閣諸島を譲って欲しい』という話だったんですが、兄は『一個人や民間に譲る意志はない』ということが明確で、『国か自治体ならば』ということで一貫していたんで、その時は断っていたんです」

 ということは、今回は自治体からのオファーということで合意に達したということだろうか。

「それもありますが、一つ重要な点があるんです。私どもが昭和47年から40年間、こういうふうに尖閣諸島を所有して来ているわけですね。国側としては『領土問題は存在しない』と言っているわけですが、中国側は『中国の領土だ』と主張していて平常な形でないのも事実です」

「日本の領有権を認めていない中国側には『実効支配が50年続くと国際法の判例で、尖閣諸島が日本の領土と認めざるを得なくなる』という危機感があります。ただ、あと10年たったら石原知事は90歳、兄も80歳になってしまう。体力・気力的に対応できるかということを考えると、節目の時期になって、こういう発表になっていると思います」
■尖閣を取られたらアメリカは手を引く?


アーミテージ氏の著書から引用して指摘する孫崎氏
ニコニコニュース(オリジナル)
 孫崎氏によれば、アーミテージ氏は『日米同盟VS.中国・北朝鮮』(文春新書)の中で、「日本が自ら尖閣を守らなければ、日本の施政下になくなり、我々も尖閣を守ることができなくなるんですよ」と書いている。これは、尖閣諸島が占領され、管轄権が中国に移れば、安保5条が「日本国の施政の下にある領域」を条件としているために、米軍が動かない理由になりえると解釈できるという。
これに対して、メア氏は、

「それは孫崎さんの解釈。それはすごく抽象的な話です。具体的な作戦計画がある。もちろん、公開しないですよ。でも、日本の領土に攻撃があったら、アメリカは絶対対処しますよ。中国が領土をとったら安保条約の対処にならないというのは学者たちしか考えてない」

と反論。「だからこそ米軍が日本にいる。だからこそ毎日訓練している。だからこそ、在日米軍の若い兵士たちが自分の命を犠牲にする用意がある」と在日米軍の意義を強調した


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尖閣諸島、11日にも国有化…3島一括購入

 政府は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化方針を正式決定するための関係閣僚会議を、今月10日に開く方針を固めた。

複数の政府関係者が6日、明らかにした。11日にも埼玉県在住の地権者との間で島の売買契約を締結し、国有化を実現させる考えだ。尖閣諸島の領有権を主張する中国などの反発を最小限に抑えるため、できるだけ早期に国有化する方が得策と判断した。

 関係閣僚会議には、野田首相や藤村官房長官、玄葉外相、羽田国土交通相らが出席し、尖閣諸島のうち、地権者が所有する魚釣島(うおつりじま)、北小島(きたこじま)、南小島(みなみこじま)の3島を一括購入する方針を決定する。国有化後は、海上保安庁を管轄する国土交通省が所管する方向で調整している。

 政府は、地権者との売買契約に先立ち、11日の閣議で、20億5000万円の購入費を2012年度予算の予備費から支出することを決定する。3島については、政府と地権者との間で、今年度末までの賃借契約を結んでいるが、売買契約の成立と同時に国有化する。国有化の名目は、「尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持管理」とする方向だ。
(2012年9月7日07時21分 読売新聞)



Willow's Islandより

日米同盟 vs. 中国・北朝鮮 アーミテージ・ナイ緊急提言

 図書館から借りた「日米同盟 vs. 中国・北朝鮮 アーミテージ・ナイ緊急提言」を読み終わった。日本人ジャーナリストの春原剛が、「アメリカ知日派の二大巨人」とされるリチャード・アーミテージとジョセフ・ナイの両氏にインタビューする、という形式の本である。アメリカ政府内での対日政策の有力者が語る内容は、非常に興味深く勉強になった。アメリカの対日政策の考え方を知る、という意味ではぜひお勧めの本である。
 前回紹介した「決断できない日本」でもそうだが、この本にはアメリカは有事の際に日本を守る、ということが「これでもか」とばかりに強調されている。日本は民主主義国であり大切な友人なので、必ず中国や北朝鮮などの非民主主義国家から守る、とのことだ。なんともお美しい話である。
 しかし「決断できない日本」でも「日米同盟 VS 中国・北朝鮮」でもそうだが、アメリカ政府当局者が語る日米同盟は、どうにも「美しすぎて」信用しにくい。日米同盟による日本側のメリットのみがやたらと強調されて、ではアメリカ側のメリットは何なのか、ということがほとんど語られていないのである。まさかアメリカ側にあるのは善意のみ、とでもいうのだろうか。そんなわけないだろう。漫画や映画のヒーローじゃあるまいし。
 いくら日本がいわゆる「西側」の優等生であったとしても、軍を駐留させるということは、アメリカにとってかなりの金銭的、物質的、人的な負担になるはずである。もちろん日本側からの「思いやり予算」もあるが、それだけで経費がすべてまかなえるはずもない。もし有事になれば、アメリカの兵隊が死ぬ可能性も十分にある。その上、もしアメリカが攻められた場合は日本が代わりに反撃しなければならない理由はない。このようなことを、あのアメリカが(どの国だってそうだが)「善意」だけでやるわけもないことは、子どもだって分かりそうである。
 にもかかわらず、アメリカがやたらと「日本との同盟関係を重視する」と喧伝する理由は一体何なのか? なぜか日本の政府もメディアも、このことをしっかり説明しようとしない。日本にとってものすごく重要なことだと思うのだが。
 これについてネットを検索していると、以下のようなサイトを見つけた。「アメリカから見た日米同盟の意義と、日本人が気付くべき問題点」というタイトルで、鈴木亮介という政治家(?)が書いたもののようだ。

 これによると、アメリカが日米安全保障条約を結んでいる目的は、以下の3つだそうだ。

1.旧敵国、日本が再びアメリカに牙を剥かないよう、軍隊を駐留させて監視する。
2.ロシア・中国の台頭に対する抑止力として、対抗しうる戦力を極東に配備する。
3.万が一有事に突入した際、米国本土を守るための前線基地として利用する。

 なるほど、1はもう古いが、2と3は目的としてよく分かる。これなら納得ができる。この鈴木亮介なる人物がどのような人なのか知らないが、なかなか説得力のある視点を持っている。
 そう言われてみれば思い当たるふしはある。ブッシュ政権であれオバマ政権であれ、アメリカが明らかに日本との同盟関係を意識するようになったのは、21世紀になってからだ。これは、日本の相対的国力が低下し、代わりに中国が台頭するようになった時期と一致している。アメリカが世界唯一の超大国であり続けようとするのであれば、中国を押さえつける必要があり、そのためにも日本に軍事基地を置いて睨みをきかすことが重要、ということである。
 しかし、鈴木氏の後半部分の意見には同意しかねる。氏の言う「仮に日本から全ての米軍基地がなくなったとしても、日本には指一本触れられないほど、鉄壁の守りを固める」だとか「現状のアメリカ軍の前線基地というポジションから脱却し、中立の立場から、米中、および米ソが、絶対に間違いを起こさぬよう監視、調整する」などということは、不可能である。日本には、それを行うだけの政治力も外交力も危機管理能力も、まったく存在しないからだ。東アジアにおける相対的な国力が低下を続けていくであろう日本には、今後においても期待することはできない。
 やはり「米国本土を守るための前線基地として利用」される可能性があることを重々承知のうえでも、日本としては沖縄に米軍基地を置き続けるしかないと思う。この地域において中国を増長させない必要があるということは、事実として存在するからだ。まず第一に何としてでも戦争を避けるためには、中国に愚かな考えを持たせないことが、最重要である。

by momotaro-sakura | 2012-09-10 14:06