<反日デモ>6万人が参加 日中国交正常化以来、最大規模に


<反日デモ>6万人が参加 日中国交正常化以来、最大規模に


2012年9月15日 20時54分 (2012年9月16日 02時20分 更新) 毎日新聞

 【北京・工藤哲、蘇州(中国江蘇省)隅俊之】日本政府が沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を国有化してから最初の週末となる15日、中国国内で北京や上海、重慶など少なくとも50都市以上で、国有化に抗議する6万人以上とみられる反日デモが発生し、一部が暴徒化して日系企業や店舗を破壊した。北京の日本大使館によると、邦人の被害は報告されていない。

 1日当たりのデモ参加人数や発生都市数は、2005年に小泉純一郎首相(当時)が靖国神社を参拝したことなどを受けた反日デモを上回り、日中国交正常化(1972年)以来最大規模となった。

 16日も約30都市以上で反日デモが呼びかけられている。日本大使館の堀之内秀久公使は15日、中国外務省の羅照輝アジア局長に在留邦人と日系企業の安全確保を申し入れた。羅局長は▽中国国民に理性的な行動を強く働きかけている▽邦人・企業は法律に基づき保護する、などと答えた。

 山東省青島のデモには数千人が参加。多くが暴徒化し、日系電機メーカーの工場でオフィスビルが放火された。襲撃された日系企業はパナソニックやトヨタ自動車販売店など。イオングループのスーパー「ジャスコ黄島店」では営業中に暴徒化したデモ隊にガラス扉を割られたため、直後に営業を中止。1階の店舗の大部分が壊され、商品が略奪された。

 湖南省長沙の日系ショッピングセンター「平和堂」もデモ隊約1万人のうち暴徒化した一部がショーウインドーを壊し、店内に乱入した暴徒が高級ブランド品や貴金属を奪い、店の前に放火した。江蘇省蘇州では約1万人がデモ行進する一方、日本料理店を含む計約40軒を襲撃。大手家電メーカーの工場に暴徒化した一部のデモ隊が乱入し、守衛室などを破壊した。
 広東省東莞では、1000人規模のデモ隊が日本料理店などを次々と壊した。陝西省西安では、日本人が宿泊しているとのうわさが広がったホテルにデモ隊が押し入り、「日本人を出せ」などと叫びながらホテル施設の一部を破壊したり、車をひっくり返して火を付けたりした。

 18日は満州事変の発端となった柳条湖事件の発生日に当たることからデモが大規模になる可能性が高い

by momotaro-sakura | 2012-09-16 07:19