尖閣反発で日中40周年式典中止 開催確認から一転

尖閣反発で日中40周年式典中止 開催確認から一転

2012年9月23日 16時20分 (2012年9月23日 16時59分 更新)
 北京の日本大使館前を警備する武装警察隊員=23日(共同)
 【北京共同】中国当局は23日、北京の人民大会堂で27日に開催予定だった日中国交正常化40周年の記念式典を中止すると日本側関係者に通知した。複数の日中関係筋が明らかにした。日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化への反発が背景にあるとみられる。日本側出席者は数日前、27日の記念式典やレセプションが予定通り開かれることを中国側から確認していたが、23日になって突然、中止を通告してきたという。

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国交40年記念式典中止に=尖閣国有化が原因、異例の事態―「適当な時期に」・中国

時事通信 9月23日(日)15時25分配信
【北京時事】今月29日の日中国交正常化40周年に合わせて27日に北京で予定されていた大規模記念式典が中止になったことが分かった。主催者である中国の対日交流団体「中日友好協会」が23日、式典を取りやめたいと日本側関係者に一斉に通知した。複数の日中関係筋が明らかにした。
 国営新華社通信によると、中日友好協会責任者は「当面の情勢に鑑み、適当な時期に調整することを決定した」と述べ、日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化が原因で中止になったことを事実上確認した。同協会としては29日の記念日に合わせた式典は断念したが、日中関係が改善すれば、年内に40年を記念する行事の開催を改めて検討する方針だ。
 中国側は1972年の国交正常化以降、10年ごとの節目に大規模な記念式典を開催してきた。今回も中国側は今月19日、日本側に「予定通り行う」と伝えていたが、中止に追い込まれる異例の事態になった。
 中国側は、記念式典は開催しないものの、招待済みの日中友好7団体会長が訪中する場合には唐家セン・中日友好協会会長(前国務委員)ら要人が会談すると伝達した。日中友好協会会長の加藤紘一自民党元幹事長や日中協会会長の野田毅元自治相らは訪中する予定。 

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「強烈な不満」日本に示す=胡錦濤指導部の判断-中国
 【北京時事】田中角栄首相と周恩来首相が固く握手し、戦後長く続いた日中の不正常な状態にピリオドを打った1972年9月29日の国交正常化。中国側は23日、北京で27日に開く予定だった40周年の大規模式典を中止することを決めた。民間団体が前面に出た行事すら取りやめることで、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に対する中国側の「強烈な不満」をメッセージとして日本側に伝える狙いだ。
 日中友好協会など日本側の民間友好団体は戦後、政府間に国交がない時代、「以民促官」(民間の力で政府を動かす)に基づく交流を積み重ね、72年の国交正常化を実現した。小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題で日中関係が極度に緊張した2006年3月、胡錦濤国家主席は事態打開に向け、日中友好7団体会長と北京で会談するなど、中国側は常に友好団体との交流の重要性を認識してきた。
 しかし中国側は今回、7団体会長らが出席する記念式典の中止に踏み切った。数日前に中日友好協会幹部は取材に対して「予定通り行う」と言明していただけに、「突然決まった」(日中関係筋)今回の中止には、胡錦濤指導部の判断があったとみられる。
 中国側は、今月15、16両日や、満州事変の発端となった柳条湖事件から81年の18日に起きた大規模反日デモを抑え込み、ニュースの大半が尖閣絡みだった中国国営・中央テレビも徐々に通常の状態に戻った。中国共産党高官の日本派遣や日中外相会談の調整が進むなど、対話に向けた動きも表面化していたが、今回の記念式典中止は中国の対日強硬姿勢堅持の表れと言えそうだ
。(2012/09/23-18:00)
by momotaro-sakura | 2012-09-23 18:16