安倍新総裁に韓国、警戒感あらわ 中国は様子見

安倍新総裁に韓国、警戒感あらわ 中国は様子見

 自民党の新総裁に安倍晋三・元首相が選ばれた。韓国は旧日本軍慰安婦問題についての安倍氏の強硬な姿勢を強く懸念し、尖閣諸島問題で対立を深める中国も今後の安倍氏の言動を慎重に見極める姿勢だ。

 聯合ニュースなど韓国メディアは26日、「極右 安倍氏を選出」などと速報し、警戒感をあらわにした。安倍氏が総裁選への出馬に意欲をみせ始めて以来、韓国の対日問題にかかわる関係者らの間では「安倍氏選出の可能性」に関する話題で持ちきりだった。

 安倍氏が8月、日本の一部メディアのインタビューで、自民党政権になれば、1993年に河野洋平官房長官(当時)が慰安婦問題で軍の関与を認めて謝罪した「河野談話」のみならず、95年に村山富市首相(同)がアジア諸国への植民地支配に対する反省とおわびを表明した「村山談話」なども見直す考えを示したことを、韓国メディアは一斉に大きく伝えた。

 韓国政府関係者は、これらの安倍氏の発言について「右派の票を得るための発言に過ぎなかったのかどうか、もう少し見守る必要がある」と慎重な姿勢だ。
朝日新聞




中国、新総裁を警戒 韓国も憂慮「右傾化が一層進む」
自民党総裁選
 安倍氏の新総裁選出を中国メディアは「再び首相になる可能性がある」と速報した。ただ関係者の間では安倍氏の対中強硬姿勢から、日本政府の尖閣諸島国有化で悪化した日中関係の改善にはつながらないと憂慮する声が大勢だ。
 

 安倍氏は首相就任後間もない2006年10月に訪中し、前任の小泉純一郎元首相による靖国参拝問題がもたらした日中関係の冷却化を打開した。

 だが、安倍氏が首相辞任後「中国脅威論」を繰り返し唱えていることに対し、中国では「裏切られた」と失望感が拡大。新総裁に選出されたことで「日本の右翼化が加速する」(中国外交筋)と警戒感も強まっている。

 安倍氏が再び首相に就任しても06年のような電撃的訪中が再現される可能性はほとんどないとみられる。

 一方、韓国では同国メディアが安倍氏を「極右」と称しており、「日本の右傾化が一層進む」(韓国政府関係者)と警戒。旧日本軍の従軍慰安婦や竹島(韓国名・独島)領有権の問題をめぐり冷却化した両国関係の修復が遠のくと憂慮している

スポニチ[ 2012年9月27日 06:00
by momotaro-sakura | 2012-09-27 10:09